力んでも良い
お客様にとって初めてのエクササイズ指導をすると、
ターゲット筋以外の部位に、力みの訴えがある事があります。
その時に力みがある事を心配される場合があるのですが、
これは気にする事はありません。
初めて行う動作が上手く出来ず、力んでしまう事は当然だからです。
その力みは想定した上で指導しているので、心配する必要はありません。
ただし、ターゲット筋の収縮感が全くなかったり、
痛みがある場合は、狙っている動きが出来ていない可能性が高いので、
その場合は、即修正しなくてはいけません。
目的が果たされているかが重要
トレーニングの進行のステップは、
1.エクササイズの動かし方を知る
2.意識して動かすけど上手く出来ない
3.意識して動かして上手く出来る
4.再現性高く動かせられる
このように上達をしていきますが、
2.の上手く出来ない期間が必ずあります。
この期間に根気よく正しい動作を繰り返していく事が大切で、やらなくなったり、間違えた動きで行うと上達せず、
思ったような効果を感じる事が出来なくなります。
例えば、
腹筋運動なら腹筋に効いている感覚が少しでもあればOKで、
腰が痛くなければ動作はちゃんと出来ています。
首や脚に力みがあっても、腹筋を意識しながら反復していれば、続けているうちに力みがなくなっていきます。
反復が解決してくれる
何故かと言うと、
脳にその動きの動作パターンが構築されたからです。
この動作パターンの構築が上達のステップの3に至るまでの狙いです。
動作パターンが出来上がる過程の中で、動きは効率化していき、無駄な動きは排除されていきますから、
目的とする動作以外の筋活動は抑制されて、力みはなくなります。
正しい動作を意識して反復すれば、自ずと動作は上達して、
狙った筋肉が確実に鍛えられていきます。
慣れない動作は誰でも初めはぎこちない動きになります。
それは、上達までのプロセスなので、正しい動作を意識して行う事に集中すると、
身体の力みはいつの間にか無くなっていますよ。