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運動の限界
ダイエットにおける運動の過剰な期待はおそらく、期待外れで終わるでしょう。
体重と歩行速度によりますが、1万歩歩いても300kcal程度しかエネルギーを使いません。
とは言え、
1ヶ月間毎日続ければ、9000kcalとなり体脂肪率1kg以上の消費量となります。
ただ、物事は単純には進まないもので、
運動すると体内のエネルギーが減るので、お腹が空きます。
300kcal以上食べると減量に向かわないし、実際はもっと食べたくなるはずです。
そして、運動は同じ事をしていると動きは効率化していきます。
要は、省エネ化するのですが、
1ヶ月毎日同じコースを歩いているなら、どんどん身体は省エネ化していき、
前述の9000kcalに至らない可能性が出てきます。
省エネ化した上で、お腹が空いて食べてしまったら減量の逆、太る方向に舵を切ってしまうかも知れません。
ダイエットの為の運動であれば、その運動刺激を常に変えて、動きを効率化させないような取り組みをしなくてはいけません。
総合点を高める
ダイエット含む身体作りは、
運動×栄養×休養
の三位一体で取り組まないと、上手く進みません。
ダイエットでは、
トレーニングで筋肉に刺激を加えて、筋肉量の低下を防いだり、代謝を活発にしたり、消費カロリーの確保を考えます。
カロリー過多にならないように、糖質と脂質の内容と量をコントロールと栄養不足への配慮をして、タンパク質、ビタミン、ミネラルのような必須栄養素を毎日必要量摂らなくては、体調不良になる可能性があります。
正常な代謝を保つ為に、酸素と栄養を全身の細胞に隈なく届ける為の、血液循環を促すストレッチや各種トリートメント、入浴などのボディケアや睡眠時間の確保、睡眠の質を落とさないように、電磁波やブルーライトを極力受けない配慮やカフェイン摂取のタイミング、アルコールの量、寝具の状態、寝室の空調管理など、体調を良好に保つ取り組みが大切です。
また、心理的ストレスと身体的ストレスに対する双方の対処も重要です。
心理的ストレスによっても、コルチゾールやインスリン、レプチンなど内分泌系の異常により、太りやすい状態になる可能性もあるし、
身体的ストレスの過剰によって自律神経のバランスが崩れて、こちらも代謝異常や脳内伝達物質の異常によるモチベーション低下で、
身体作りへの意欲減退、行動の減少により、ダイエットが進まなくなるかも知れません。
ダイエットは、食事制限と運動だけで成り立つものではなく、
体調管理の視点を持って、継続して行える仕組みを作り、多角的に身体をみて進めていく事で、成功確率が高まります。
今の行動が未来の身体を作る
今身体に起こっている現象は、過去の自分の行動によって引き起こされているし、
未来の身体は、今の行動によって作られます。
これが延々と続いているわけなので、身体作りに終わりはありません。
健康に良い自分にとって取り組みやすい行動を1つでも多く行えれば、身体は健康で体型も整うはずです。
そして続ける為には、初めはモチベーション維持が欠かせませんので、それには数字の力は絶大です。
毎日体重を測り記録する。
1日の歩数を毎日記録する。
血圧測定。
ウェイトトレーニングの扱う重さと回数のチェック。
など、
数字を見る事で、改善効果が可視化されて行動の結果を確認出来るので、
今行っている行動の確信が持てて、モチベーション維持に有効です。
身体を変えるには、今の行動を見直す事と、その行動継続が重要です。
トレーニングや食事制限だけでなく、トータルで生活を変えてみると、無理なく効果的なダイエットが出来ますよ。