筋肉を見るだけでなく機能にも目を向けよう #220

本当に筋肉を付けたいのか?

 

トレーニング=筋肉を付ける

 

このイメージが強いと思います。

 

もしくは、

 

トレーニング=痩せる

 

こちらも想像される事でしょう。

 

しかし、本当に筋肉を付けて大きくしたいのか?そんなに痩せたいのか?

 

実は、ご自身が思う希望の身体になる為には、方向性が違っている事もあります。

特に女性は、筋肉を付けたいとご希望があっても、聴き進めていくと筋肉を付けたいのではなく、

引き締める事を望んでいたり、姿勢を改善する事でイメージに近づいたり、

筋肉を付ける事が問題解決に至らないケースが多々あります。

 

それどころか、筋肉を付けるトレーニングをすれば、理想とどんどんかけ離れていく事もあります。

 

 

結果ではなく理由を知る

 

体組成計で筋肉量を計測すると、殆どの方が筋肉が足りない事はなく、それ以上筋肉を付ける事が希望を叶える事にならない場合が良くあります。

(中には筋肉量が本当に少ない方もいらっしゃいますが、そのような状態の場合、筋肉を付けるトレーニングをしなくても、トレーニング刺激を加えて食事内容を変えれば、筋肉は付いていきます)

 

スリムで姿勢が良く手足が長いスタイルにするには、筋肉を付けるトレーニングではなく、

 

逆に、筋肉を付けないトレーニングをするべきです。

 

筋肉を大きく太くするのではなく、筋肉を引き締め、余計なところに筋肉を付けず落としていくトレーニングが必要です。

 

その為には、目に見える結果に囚われると上手くいきません。

 

つまり、トレーニングマシンを大きく動かしたり、重いバーベルやダンベルを持ち上げたり、力の結果だけを追うと、

 

スタイルを崩す部位、

 

例えば、

 

首や腕、前腿などに余計な筋肉が付いてしまいます。

 

では、スリムで引き締まった身体になるトレーニングはどのようなものかと言うと、

背中やお腹、お尻や内股、腿裏を確実に刺激して適度な量の負荷を与える事です。

 

その為には、正しいフォームでトレーニングを行う事です。

 

動作のポイントは、

 

ヒップヒンジと肩甲骨下制です。

(木島の現時点での考え)

 

 

機能の先に多様な成果が実る

 

正しいフォーム習得という身体の動かし方、神経-筋の情報伝達の改善と向上による身体の機能を向上させると、

運動刺激が加えたい箇所だけに入り、身体のアウトラインは整い、

 

更に、神経伝達能力の発達によって、バランス能力向上や姿勢改善が起こり、

怪我がしにくい身体にも繋がります。

 

目の前に見える現象だけを見ずに、自分の身体の中で起こっている目に見えない現象に目を向けて、

 

身体を動かすプロセスを考慮すると、

 

トレーニングによって思い通りの身体に近づいていきますよ。

 

 

関連記事

  1. 腰痛改善はスポーツとトレーニング、鍛えると整えるを使い分ける…

  2. トレーナーは専門領域で使い分ける #694

  3. お腹を凹ましたいなら膝を主役にしない #447

  4. トレーニングマシンを使わない理由 #131

  5. トレーニングフォームを正確に保つには荷重点を変えない事 #2…

  6. 身体つくりは体力を分解して弱点を補う #576

PAGE TOP