トレーニングを日常生活に活かす方法 #226

トレーニングは良い効果ばかりではない

 

トレーニングの目的は人それぞれ様々ですが、

 

スポーツ選手や俳優、モデルのような職業上必要な方達や、

ボディビルコンテストに出場したり、結婚式のようなイベントの成功の為といった、

 

仕事に不可欠、期間限定以外の場合、

 

ほとんどの一般の方は、日常生活でのパフォーマンスアップの為にトレーニングを行っていると思います。

 

病気や怪我をしない身体、疲れにくい身体、運動を続けられる体力、好印象を与えるスタイル、

 

など、日々の生活を快適に過ごす為だったり、将来の健康維持の為の投資としてです。

 

という事は、日常生活で身体が動かしやすくなっていないと、トレーニングをしている意味がありません。

しかし、トレーニングをするから日常生活が過ごしやすくなるかと言うと、そう単純なものではなく、

トレーニングをする事で逆に日常生活に支障をきたす事もあります。

 

例えば、

 

1週間も続くようなひどい筋肉痛、腰痛や肩・膝痛、

筋肉痛の炎症によって眠い、怠い、

 

のように、やり方を間違っていたり、度を超えたトレーニングは日常生活に損害を与えかねません。

 

 

トレーニング動作は日常に隠れている

 

では、どのようなトレーニングをしたら、日常生活が快適に過ごせるのか?

 

それは、

 

動きを意識してトレーニングをする事です。

 

そして、

 

日常生活にトレーニング動作がないか意識する事です。

 

この普段の生活での意識が、トレーニング効果を左右します。

 

トレーニングと言っても、日常生活動作と変わらず、

筋肉を収縮させて関節を動かして、目的の動作をしている事に変わりはありません。

 

仕組みは同じだし、同じ身体です。

 

トレーニング動作は普段の生活動作を誇張したものに過ぎません。

 

しゃがんで立つ、椅子から立つはスクワットだし、

 

床の物を掴んで身体を起こすのはデッドリフト、

 

物を棚上にしまうのはオーバーヘッドプレスです。

 

ですから、椅子から立つ時に何気なく腰を丸めて立ったり座ったりせずに、

足裏に体重を乗せて腰を伸ばして立つ、背筋を伸ばしてお尻を引いて座るなど、

 

普段の生活にもトレーニング動作が隠れていますので、その動きを意識して行うとトレーニングで身につけた動きが日常生活で活きてきます。

 

 

日常の意識が効果を高める

 

このように、日常生活にどんなトレーニング動作があるかなぁ?

 

と考えて日常の動きを観察してみると、意外とたくさんあります。

 

トレーニングで筋肉を鍛える事だけを考えていると、この発想には至らず、

身体を痛め付けているだけで回復が追いつかずに、身体を良くしようとしているのに疲労が溜まった、コンディションの悪い状態になってしまうかも知れません。

 

動きに着目してトレーニングをすれば、それが正しいフォームの習得に繋がり、

怪我なく効果的なトレーニングが可能となり、

 

その動きを日常生活で意識する事で、トレーニングで鍛えた筋力が日常生活動作で活きて、

楽に身体が動き快適に過ごせます。

 

また、日常生活動作そのものがトレーニングになっていき、

お尻や背中、二の腕など、普段刺激しにくい部位も、

 

意識して動かす事になるので、たるみ防止にも繋がります。

 

トレーニングはトレーニングの時間で終わる事なく、日々の日常に落とし込むと、

トレーニングの本当の効果を得る事が出来ますよ。

 

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