上達するには脳の学習が不可欠
身体を動かすには脳からの命令を神経を通して筋肉に伝える必要があります。
なので、動きの川上は脳です。
脳が導き出す動きの指示の質によって動きは変わり、思ったような狙い通りの動きが出来るかどうかが決まります。
ただし、何でも出来るわけではなく、
脳が知っている事しか命令出来ないので、身体を多種多様にスムーズに美しく動かすには、
その動きを脳にインプットしなくてはいけません。
だから、身体を動かすどんな事でも練習が必要です。
スポーツ、トレーニング、包丁の使い方、楽器、ダンス、自転車の乗り方、
など、
立つ、歩くにしても、赤ちゃんの時に時間をかけて失敗を繰り返して練習するから、可能となります。
身体の声を集中して聞く
動きを上達するには動かし方を知るだけではダメです。
知っていると出来るは全く別物ですから、自分で動くしか上手くなる方法はありません。
そして、ただ動くだけでは不十分で、自分が動いた結果をフィードバックする事で脳が学習し、間違いを正しながら正解の動きに近づける事が必要です。
では、どのようにフィードバックするのか?
フィードバックの情報をもらうのは身体からです。
スクワットであれば、足裏に接地している圧感覚から足裏のどこに荷重しているかを知る事で、荷重位置を調整します。
しかし、この感覚はとても繊細なので、集中して動作を行う事が必要です。
なので、何も考えずにただ動くだけでは不十分なんです。
動作に集中して身体の声を聞き、身体の位置を微調整しながら動作を行うと、
少しずつ動作が上達していきます。
繰り返すから上手くなる
動作の上達は、正しい動きを意識しながら、身体から発信されるフィードバック情報を脳が受け取って修正した動作を行い、またフィードバックをもらう。
この繰り返しで成り立ちます。
上達のポイントはどれだけ身体からのフィードバックを認識して、それを元に脳が修正するかです。
このフィードバックを見過ごすと、中々上手くいかない事が多いです。
ですから、身体が触れている箇所の感覚を漏れなく受け取るように集中する事がとても大切です。
トレーニングは、正しいフォームで行う事が必須で、そうしないと思うような身体になりません。
よって動作がどれだけスムーズにキレイに出来るかが、トレーニングで効果を得る鍵となります。
動作を上達させる為に身体からのフィードバックを上手に使って、脳を最適化させていくと、
理想の身体に近づいていきますよ。