活動した筋肉が影響を受ける
シェイプアップをする為には、トレーニングは必須ですが、
果たして、狙った部位が確実に引き締まっているでしょうか?
効果を感じていれば良いのですが、効果実感が薄く身体がキレイになっていないように思うなら、
そのトレーニングは、やり方が間違っている可能性があります。
正しいフォームで正確に狙った筋肉に負荷を加えれば、必ず身体は変わるはずですから。
筋肉は、負荷が加わり活動した筋繊維にトレーニング効果が現れます。
ですから、気になる部位を引き締めるには、確実にその部位にある筋肉を活動させなくてはいけません。
意図していなくても発達してしまう
気になる部位、狙った筋肉を活動させても、望んでいるような身体にならない事もあります。
考えられるのは、
全身のバランスの悪さ。
悪いフォームでトレーニングを続ける事で、狙った筋肉だけでなく、
狙っていない筋肉まで負荷が入り発達する事で、各筋肉のボリュームのバランスが崩れ、アウトラインが整わなくなってしまいます。
これは意図せず起こっている事ですが、
意図していない事が現実になっている事は大きな問題です。
意図していないと言う事は、本人に認識がなく何が問題なのかを理解出来ていないので、対処のしようがないからです。
問題が分かっていなければ、解決の為にパーソナルトレーナーの指導を受けたとしても、
その指導が解決に向かっているのか判断できないので、二の舞を踏む可能性もあります。
(プロのパーソナルトレーナーであれば、そんな事はないはずですが)
必要な部位に必要な分だけ届ける
動きのコントロールが比較的簡単とされるマシントレーニングであっても、
例えば、
チェストプレスの場合、
肘の向きが上向きか下向きによって、肩の動きが真逆になるので、使っている刺激される筋肉が変わります。
上向きになれば肩は上がり首がすくむ姿勢を取るので首の筋肉が緊張し、肩甲骨は前傾して背中は丸まり、猫背の助長と首の筋肉の発達を促します。
このように意図しない部位に筋肉の発達が起こり、スタイルの崩れを起こしてしまいます。
肘の位置が下向きであれば、肩・肩甲骨周りの筋肉が活動して肩甲骨は後傾し、胸椎伸展位のキープが可能で真っ直ぐ伸びた姿勢を作る事が出来ます。
また、背中や脇の部分の筋肉が使われるので、そこが引き締まりバストアップします。
そして筋肉を大きくしたくなければ、回数とセット数をコントロールします。
10〜15回できる負荷に設定して、2セットまでにすると、筋肉は引き締まりますが、大きくなる可能性は低いです。
(過去に筋肉が太かった方は1セットでも良いかも知れません。元のサイズまでは戻りやすいので、こまめな調節が必要です)
スタイルアップを目指す場合は、正しいフォームで自分に必要な量の刺激を加える事が不可欠です。
過剰な量や不適切な部位に刺激が行き過ぎないように、
正しいフォームの習得を優先する事をおすすめします。