出来る事と出来ない事を分ける
私(木島)のポリシーに
「可能性を諦めない」
があります。
お客様には、腰や膝、肩などの痛み、それに伴う日常生活動作の不自由がある方がいらっしゃいますが、
どのような症状であれ、自分の足で歩けて、フィットネスクラブに来られるような意欲のある方なら、
今よりも前進する事が出来るはずです。
ですから、その可能性を諦めずに今よりも先に進めるように、そのお手伝いをしていますが、
どうしても、出来る事と出来ない事があります。
私(木島)はあえてここを分けて考えていて、より伸び代のある出来る事を伸ばしていく事で、
総合的な身体機能を高めていく方向で指導しています。
出来る事を伸ばす
その理由は、
出来ない事を何とか出来るように改善させようとトレーニングをしても、
中々結果が付いてこない事があります。
どうしても改善しなくてはいけない事もありますが、
ある程度出来ていれば、それ以上の向上に時間がかかりそうな場合は、他の機能のトレーニングに切り替えた方が、
お客様のモチベーションが保ちやすく、結果的に総合力が高まる事が多いです。
大事なのは、目的達成です。
どのプロセスを通っても、目的に到達すれば良いので、どうしたら前進出来るかの可能性を探って、
何が機能向上して前進する為の大きなインパクトを起こせるのかを考えて、
トレーニングを重ねていく事が大切だと思っています。
可能性を信じる
例えば、
膝が悪ければ、膝へのアプローチも必要ですが、
目的がスムーズな歩行であれば、歩行に関わる膝以外のトレーニングも必要です。
そして、膝以外の部位は元気でなんともないので、いくらでもトレーニング出来ます。
ここに向上の可能性が大きくあるので、
いわゆる患部外トレーニングをしっかりと行います。
どこか1部位に不自由があると、全身の動きにも影響するので、患部外も機能低下している事がありますから、
足首や股関節、肩甲骨周りなどの柔軟性や筋力を高めていくと、
足が軽く感じたり、バランスが取りやすくなったりして、
歩行の改善に繋がる事が多いと感じています。
もしトレーニングが上手くいかず、同じ事を続けて延長線上の努力をしても、大きな進展が見込めないなら、
視点を変えて、伸び代のある出来る事を見つけて、それを向上していけば目的に向かう可能性が高まっていくかも知れません。
その可能性を諦めずに努力をしていくと、身体作りが加速していくと思いますよ。