トレーニングフォームを正確に保つには荷重点を変えない事 #263

トレーニングは反復運動

 

トレーニングは筋肉に負荷を加え続けて疲労させていく過程を通る事で、筋肉の発達や身体機能向上を図っていく活動です。

 

ですから疲労を起こす為の反復運動が基本となります。

 

だから、10回1セットを3セット行いましょう。

 

などとトレーナーから言われる訳です。

 

しかし、トレーニングフォームが崩れて反復すると、身体にとっては悪影響を及ぼします。

トレーニング効果を安全性を保った上で得るには、

正しいフォームで正確に動作を反復する事が重要です。

 

 

姿勢を変えない

正確なフォームで反復するとは、

1回目と最終回の姿勢が変わらないという事です。

 

ここで言う姿勢は、

フォームの一瞬一瞬を切り取った姿勢全てです。(連続写真のイメージです)

 

逆を言えば、姿勢の連続体が動作です。

(木島の捉え方です)

 

フォームが少しも変わらずに反復出来れば、使っている筋肉はいつでも同じですから、

繰り返していく毎に筋肉への疲労が蓄積していきます。

 

これがフォームが崩れると、本当は、A・B・Cの筋肉を使いたいのに、DやEの筋肉も使ってしまう事になり、

 

狙ったトレーニング効果が得られなくなってしまいます。

 

 

正確に反復する方法

では、どのように正しいフォームで正確にトレーニングが出来るのかと言うと、

 

荷重点を一定に保つ。

 

事です。

 

荷重点と言うのは、

自分の身体の一部と外部のいずれかが接地して荷重されている箇所ですが、

 

例えば、

 

スクワットであれば、足裏の体重が1番乗っている箇所。

 

ベンチプレスでは、複数あってバーベルに当たっている掌、ベンチに触れている上背部、床に接地している足裏。

 

これらの荷重点が動作中ズレずに、ずっと変わらないように動かす事で、

フォームが安定します。

 

スクワットで、

 

膝と爪先の向きを一致させる。

 

腰を丸めない。

 

などの注意点は、

 

この荷重点を一定にする為のものと言えます。

 

荷重点より上の身体の一部が移動すると、その分だけ重心位置が動き、荷重点も変わります。

 

そうならないように、姿勢がいつでも変わらないようにする注意点が存在している訳です。

 

トレーニングを始めると、まずはフォーム習得から行いますが、

 

その時に、荷重点を意識すると、早く正しいフォームが身に付くと思いますよ。

 

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