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膝の向き
スクワットを教わると、指導される事の1つに「爪先と膝は同じ方向にする」というのがあります。
内側に膝が倒れないようにする防止策です。
膝が内側に倒れてしまうと、膝の中、内側の靭帯へのストレスが増してしまうので、膝を痛める可能性が高まる為、スクワットする時の注意点となります。
また、ケガのリスクだけではなく、お尻の筋肉を使う為にも、膝が内側に倒れるような動きをしないようにする意味もあります。
お尻の筋肉は脚を開いたり、回旋したり、後ろに伸ばしたりする機能なので、お尻の筋肉が働いていれば、膝は内側に倒れません。
フォームが崩れるタイミング
爪先と膝の向きを揃える理由として、
○膝のケガ防止
○お尻を鍛える
これらの意味がありますが、
では、スクワット中どのようにしたら爪先と膝の向きを〈常に一定〉に出来るのでしょうか?
パーソナル指導を受けると、トレーナーから良く指導される動きでもありますが、
やっている本人からすると、
「同じ向きにしているはずなんだけどなー」
と、出来そうで出来ない、意外と難しい動きでもあります。
この動きを正しく行うポイントは、
膝が内側に入りやすいタイミングだけ集中する事。
ですが、そのタイミングは、
しゃがんだ位置から立ち上がる瞬間。
しゃがみ始めも膝が内側に入りやすいですが、このタイミングは簡単に正せるのでそんなに気にしなくて良いです。
股関節から動き出して、しゃがみ切るまで股関節に指や紙を挟み込むように意識すれば、すぐに解決出来ます。
反対に、立ち上がる瞬間は難しく、かなり集中しないと膝はブレます。
徹底的に
どうすればブレなくフォームが安定して、安全に効果的にスクワットが出来るのかというと、
〈立ち上がる一拍前から膝を少し開く意識を持ってしゃがみ込んだ位置から切り返し、立ち上がり切るまで膝を開く意識を抜かない事。〉
この
○一拍前と、
○立ち上がり切るまで、
が重要です!
このポイントを押さえて、スクワットをすると今までに感じた事のない
股関節周りとお腹に効く感覚を得られるはずです。
(木島がスクワット指導したお客様のほとんどが実感しています。)
そしてより大事な事は、
上記のポイントを守って、
1回1回1mmの狂いなくフォームを正しく行う意識を強く持つ事。
徹底的に正しいフォームで行う意識を持って反復する事で、
大きな効果を得られるし、フォーム習得も早まり、長期的にトレーニング効果が持続していきます。
スクワットは、膝の向きにこだわって行ってみると身体が新たな変化を見せてくれますよ。