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プランク
体幹トレーニングと検索すれば、プランクという種目をすぐに目にするはずですし、
ジムに行って「体幹を鍛えましょう」となれば、まずプランクを行う経験をされた方も多いと思います。
改めて、そのプランクというのはどのようなトレーニングかと言うと、
腕立て伏せのポジションで肘を付き、その姿勢をキープするトレーニング。
(腕立て伏せのポジションのままのバージョンもあります。)
どんな効果が期待出来るかと言うと、体幹トレーニングなので、
体幹が強くなって身体がブレずに安定感が増したり、身体の軸が出来る。
みたいなイメージだと思います。
もしくは、腹筋が鍛えられてお腹の引き締めや、姿勢矯正を期待している方もいらっしゃると思います。
このプランクに対するイメージは正しいと捉えていますが、
その効果を得るには、その為の筋肉を正しく働かさないと達成出来ません。
肩甲骨がスイッチ
体幹強化につながるプランクのやり方ですが、力の入れ方がありますので、
ポジションキープだけの意識では、首・腰・脚で支えてしまい、期待する効果を得られず、
反対に首・腰を痛めたり、張りを強めたりしてしまうかも知れません。
体幹を鍛える為のプランクのポイントは、
肩甲骨のポジションです。
肩甲骨を外に開いたポジションで、肩甲骨が閉じないように力を入れ続ける事が重要となります。
プランクで行いたいのは、
背中・お腹で身体を支えられるようにする事と考えています。
足首や腿、お尻といった下肢での支えも必要です。
その為のスイッチとなるのが肩甲骨!
肩甲骨を外に開く事で、前鋸筋を機能させ、首がすくまないように肩を下げる事で広背筋を働かせて、背中で胸を持ち上げます。
このポジションになると肋骨は骨盤方向に向き内側に閉じるので、腹筋が使われて腰が落ちずにプランクのポジションが保たれます。
だからお腹に効く
この肩甲骨が外に開いているポジションを作る事で、結果的に腹筋が使われる姿勢に誘導されます。
姿勢作りの場合、
筋肉は使おうとするのではなく、自然と使われる骨の配置にする事で勝手に機能される、身体の使い方を身に付ける事が大切です。
体幹トレーニングとしてプランクをするのであれば、
その効果を得るには、胸郭と骨盤の位置を正対するようにする為に、
肩甲骨の位置を外に配置して、背中の筋肉に力を入れ続けてその姿勢を保つ事で腹筋に力が入り、その腹筋も力を強めていく事で、
体幹全体の強化につながり、
体幹シェイプや姿勢矯正、身体の軸作りに効果を発揮していくと思います。
プランクをする時は、肩甲骨のポジションを意識してみると、いつものプランクが〈効く〉トレーニングに変わりますよ。