週1回だけでは変わらない
トレーニングで身体の何かしらの機能を高める場合(筋力、筋量、持久力、柔軟性など)、週1回では難しいとされています。
週3回以上は必要でしょう。
現状維持や、トレーニングを休まれていて元のレベルに戻す目的ならば、
週1回でも良いと思います。
ですから、目的によってトレーニング頻度も変えなくては効果を得る事に繋がりませんので、
1日思いっきりトレーニングをしたとしても、それが週1回であれば身体が変わらない可能性は高くなります。
食事も同じく、週1日断食しても残りの6日を気にせず食べていれば、体重が減る事はおそらくないでしょう。
自主トレできるトレーニング
これはパーソナルトレーニングを受けていても同様です。
週1回のパーソナルトレーニングを受けたからといって、身体が劇的に変わる事はありません。
ご自身でトレーニングを行うよりは、正しいフォームでより大きな負荷を加える事ができるし、
ストレッチでは自分で伸ばすより、しっかりと筋肉を伸ばせて、自分ではできない箇所のストレッチを受ける事が出来るので、1回あたりの効果は高いのですが、
身体つくりは継続的に負荷を加えていく事が重要なファクターなので、
パーソナルトレーニング以外の自主トレがキーポイントになります。
パーソナルトレーニングは「指導」を受ける場・時間と言えます。
その時間はトレーナーの言われるがままに行うだけだと、もったいなく、
指導内容を忠実に再現して集中して行うと、脳-神経-筋肉の神経伝達経路が確立されて、
身体がスムーズに動きやすくなっていきます。
そして、集中して指導ポイントを頭に入れながらトレーニングをすると、その指導内容が記憶に残るので、
自主トレに活かすことが可能となります。
弱い箇所だから家でも効く
このように、自主トレでパーソナル指導が活かせられれば、
トレーニングの質が向上していきます。
しかし、毎回ジムに行ければ良いけど難しかったり、
ジムに行ってもマシンやラック、ベンチが埋まったいたら、トレーニングが出来ません。
その為、私(木島)はなるべく機器を使わないトレーニングを多くしており、
自主トレの質が高まるようにトレーニングをデザインしています。
ウェイトを使わないから、楽かというとそんな事はなく、
自分の弱いところを狙ってトレーニングするので、軽い負荷でもキツイトレーニングにすることができます。
痛み・姿勢・動作改善や、適度なシェイプアップには、
ご自身の弱い筋肉を鍛えて、全体のバランスを整える事が有効と考えていますので、
長所を伸ばすよりも、短所をなくすトレーニングをする事で、
身体つくりが上手く進みます。
自分の身体と対話しながらトレーニングの質に着目して、ご自宅でのトレーニングをしてみると、
身体が目的の方向に着実に変わっていきますよ。