首を長くする
姿勢をキレイにしたくて、背中のトレーニングをしたり、体幹トレーニングを試したことがある方も多いと思います。
では、その時に何を意識されているでしょうか?
姿勢をキレイにしたい場合、
背筋を伸ばしその状態を保てる事を目指すと思います。
そうする為には、首は長く伸びた状態を意識してトレーニングをする事が重要だと考えています。
首を伸ばすには、肩甲骨が下がり後傾する事が必要です。
なので、背中のトレーニングでは肩を下げ、首を長くした姿勢を保ちながら腕を動かす事が大切です。
また、アゴを軽く引いておく事も大事です。
背中を伸ばす
他にも、背中を伸ばす意識も重要です。
これは、姿勢改善を狙ってトレーニングしているなら、誰もが意識していると思いますが、
はたして、トレーニング中に背中はちゃんと伸びているでしょうか?
背中を伸ばすには、これまた、肩甲骨を下げる事が必要です。
寄せるのではなく下げるです。
肩甲骨を寄せ切ると、頭方向に上がるので首を縮めてしまい、背中は丸まります。
適度に寄せる事が大事なので、その為に肩甲骨を下げるようにすると胸椎が伸びて、肩甲骨は内側に自然と引き寄せられます。
体幹に力が入る
肩甲骨を下げる事で、背筋が伸びた姿勢を作る事が出来ますが、
次は、その姿勢をどのようにしてキープするかです。
姿勢保持の為には、体幹が適切に働き重心位置を安定させる事が大切です。
体幹を働かせるには、腹圧が抜けないように姿勢をコントロールするのですが、
ここでも、肩甲骨を下げておく事が重要となります。
肩甲骨を下げる事で、適度に胸椎が伸びて脊柱の湾曲が適正化します。
そうなると、腰の過伸展が抑えられ、肋骨と骨盤の角度が最適化されて、
横隔膜と骨盤底筋群が正対するポジションとなり、腹圧が入りやすくなります。
実際に、アゴを引いて肩甲骨を下げるように動かして背中のトレーニングをすると、
勝手にお腹に力が入る事が分かると思います。
姿勢つくりでトレーニングをするなら、
肩甲骨を下げる事を意識してみる事をオススメします。