問題は筋力より柔軟性と操作性 #284

筋力はちゃんとある

 

パーソナルトレーニングを指導しているお客様の中には、というより多くの方は、

 

自分は筋力がない、筋肉が少ないと思っているのですが、

 

しっかりと筋力がある方がほとんどです。

 

その筋力があると言う基準ですが、私(木島)は、

 

自分の脚で立てる、歩ける、階段を登れるのであれば、

 

日常生活に困ることはほぼないはずですから、

 

立てて、歩けて、階段が登れれば、筋力はあると考えています。

もちろん今以上の向上を求めていらっしゃいますから、トレーニングを通して筋力アップはしていきますが、

 

指示したエクササイズが

 

出来るか?出来ないか?

 

で言えば、

 

皆さん、出来ています。

 

階段を登れるのであれば、自重でのスクワットは出来ています。

 

出来るのであれば、そのエクササイズを繰り返していけば、能力は向上していきます。

 

 

姿勢改善

筋力に関しては、筋肉の太さがないといけないと思っている方が多いように感じています。

 

しかし、太くはしたくないとおっしゃる方も多い。

 

矛盾しているようですが、筋力は筋肉を太くしなくても高まります。

 

というより、筋肉が細すぎまる方以外は、筋肉を太くする必要はありません。

 

筋力はトレーニングを始めると神経伝達の向上によって高まり、その後、負荷を上げ続けていけば太くなるので、

太くしなくても筋力は十分に高める事が可能です。

 

体力の衰えを感じるのは、今まで筋肉を使う機会が少なかった事と、

 

姿勢の崩れによって見た目の変化と、姿勢の崩れによって筋肉の使い方が変わり、呼吸もうまく出来なくなってしまっている事から、

 

エネルギー代謝がうまく働かなくなっている事もあるように思います。

 

その姿勢を正すには、筋力も必要ですが、柔軟性が重要です。

 

姿勢変化によって筋肉の長さが変わり、その長さで定着してしまえば、

いざ、姿勢改善をしようと思っても硬い筋肉が邪魔して、良姿勢をとる事が難しくなってしまいます。

 

 

動作スキルを磨く

トレーニングで身体を変えるには、まずは各エクササイズのフォームを覚えないと始まりません。

 

このフォームを習得が不十分なまま、トレーニングを進めていくと、

思うような効果が得られなくなります。

 

理由は、フォームというのは鍛えたい筋肉や動作を的確に使って、トレーニングを安全に行う為のものです。

 

なので、フォーム習得されていなければ、不必要に余計な筋肉が鍛えられ、身体のバランスを崩したり、

身体を痛めてしまうリスクを負います。

 

フォーム習得というのは、身体の操作性を向上させる事でもあり、

動作スキルが身につく過程です。

 

正しいフォームで見た目がキレイなトレーニングをすると、

柔軟性も高まり、姿勢維持力も向上して、キレイな姿勢に近づいていきます。

 

身体つくりは、柔軟性と操作性を高める事を頭に入れて、正しいフォームで行うことを意識すると、

自然とうまく進んでいきますよ。

 

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