トレーニング継続は根付いていない
1億総中流を目指す事が良いのかどうかは、無知な私の頭では分かりませんが、
トレーニング指導者としての想いは、
一億総トレーニング中級者を目指すべきと、今現在は考えています。
フィットネス参加率はコロナ前に4%を超えたようですが、それでも4%です。
欧米各国は10〜20%の水準ですから、様々な事情があるにしても、日本のフィットネス参加率は低いだろうと思います。
そして、フィットネスクラブ会員は毎年半数は入れ替わっていて、
※このコロナ禍で激減。コロナ前の水準にはほど遠い状況のようです
そこから考えられるのは、トレーニングが日常生活に定着出来ず、継続出来ていないのが現状で、
トレーニング効果を感じられていない方が多いのだと思います。
今は、自宅やマイクロジム、屋外での運動、ヨガやピラティススタジオなど、
多様な形で運動、トレーニングが行えるので、実際はもっと多くの方が日々トレーニングをしているのだと思いますが、
入り口は沢山あっても、継続出来ているかどうかは、あまり変わっていないように思います。
なぜなら、フィットネス関連のチラシ、広告はいつでも目につき、
それは何を意味するかと言うと、たくさんのジム・スタジオ・個人が集客(新規客)に困っている事と、集客をしなくてはならないほど退会数(未継続)が多い事を示しています。
結果の前に動作スキル
トレーニングが続かない理由として考えられるのは、
必要性を感じていないから。
と、
面白くないから。
この2点があると考えています。
必要性を感じたからトレーニングを始めたわけですが、生活の中で優先順位がどんどん下がっていって、やめてしまったのではないでしょうか?
では、なぜ優先順位が下がるのか?
効果を感じないから面白くない。
と言うより、どのように身体を動かせば良いか分からないので、トレーニングの時間が退屈で苦痛でしかない。
その為、トレーニングを諦めてしまうのではないでしょうか。
ここの改善に必要なのが、
一億総トレーニング中級者の発想です。
私は、トレーニング参加者の中で格差が生まれていると思っていて、
トレーニングに真剣に取り組んで、劇的に身体が変わる方がいる反面、
ジムの入会と退会を繰り返す方や、数ヶ月でトレーニングを辞めてしまう方もいらっしゃいます。
この差は、トレーニングスキルにあると思っていて、
真剣に取り組んで身体が変わる方は、皆、自分でトレーニングを”上手にやろう”と努力をしています。
エクササイズ動作の上達と、筋肉に効いているかの確認を常にしています。
もちろん、トレーニング頻度も高いです。
パーソナルトレーニングを受けている場合でも、ご自身でトレーニングを”考えて”行っています。
なので、トレーニングが上達して正しいフォームで出来るので、効果を得る事が可能となります。
痩せる。筋肉がつく。
その前に、結果の過程である動作に注目して、そのレベルを高めるから、結果に繋がるわけです。
動きがキレイなら身体もキレイ
私、木島は、90歳まで現役で働き続ける事を目標としています。
実際は、90歳と言うより死ぬまで働いていたいと思っていますので、
100歳、110歳、120歳でもと思っています。
その為には、健康でいなくてはいけませんし、体力がなくては実現しません。
介護の必要がなく自力で日常生活を送れるレベルでは足りないので、
体力を落とさず、病気にならないように行動をしなくてはいけません。
その一つとして、トレーニングがありますが、そのトレーニングは間違って行うとケガをするリスクを伴いますから、
正しいフォームで適正な負荷を用いて、適度なボリュームで行わないと健康を害します。
そうならないように、ここでも大事なのはフォーム。
身体の動かし方であり、トレーニングスキルです。
キレイに身体が動けば、そのキレイな動作によって、必要な筋肉が必要な分だけ発達して、
キレイな姿勢とキレイな筋肉のバランスで、
ケガなく骨、関節、筋肉は正常で代謝も良く、健康でいられると思います。
生涯において、仕事や日常生活のパフォーマンスを上げるには、
身体と脳が健康で、体型と体力を維持する事が必須です。
身体つくりだけでなく、将来の備えにおいても、
キレイに動ける為の、トレーニングスキルを高める事に目を向けると、
トレーニングが嫌にならずに、継続出来ると思いますよ。