トレーニングは精度を高める意識を持つと軽い負荷でも効く #302

楽に感じてしまう理由

 

この前やったエクササイズをもう一度してみたけど、前回はキツかったのに今回は楽に感じる事ってありませんか?

 

何回も高頻度で繰り返しているならウェイトを増やす事も考えますが、

一週間前に行ったエクササイズであれば、ウェイトの問題ではないはずです。

 

おそらく、フォームが崩れていると思われるので、その修正をする必要があります。

フォームが安定せずに一回一回違う動きをしてしまうと、身体にかかる負荷が毎回違う筋肉に分散されて、

 

そのエクササイズで鍛えたい狙っている筋肉に対する刺激量が減り、

 

楽なトレーニングに変わってしまいます。

 

正確に反復する

そうならない為には、動作を毎回正確に反復する事が大切です。

 

この正確に反復する精度が高まると、トレーニングで得たい効果が確率高く受けられるようになるので、

早く身体が変わっていきます。

 

では、どのようすれば、正確なフォームでトレーニングが出来るようになるのかと言うと、

一回一回テーマを決めて、そのテーマを意識して動作を繰り返す事です。

 

スクワットなら、内腿や腿裏のストレッチ感、膝の向き、背筋を伸ばす、

など、意識して動作を繰り返す事で、徐々にその動きが無意識でも動くようになっていき、

 

トレーニングフォームを習得していきます。

 

作用点を変えない

ある程度フォームが安定したら、身体の動かし方は分かっているはずなので、意識すれば正しいフォームでトレーニングが出来るはずです。

 

この先は、力の出し方を毎回同じにする事が重要なポイントとなります。

 

この力の出し方を一定に繰り返せるようにする為に、フォームがあります。

 

なので、見た目上良いフォームで出来ていても、力の出し方が違っていれば、欲しいトレーニング効果は得られません。

 

その力の出し方を安定させる方法が、

 

作用点を毎回変えない事です。

 

作用点と言うのは、力を加える箇所です。

 

例えば、スクワットであれば足裏、腕立て伏せであれば掌です。

 

更に、足裏でも母指球なのか?踵なのか?足裏の真ん中なのか?

 

細かく限定します。

 

少しでも作用点がズレると身体の使い方が変わるので、

もし踵と決めたら毎回踵に力を加える事に意識を集中して行います。

 

そうすると、動作は正確に反復されて、負荷が毎回決まった筋肉に加わるので、

負荷の漏れがなくなり、軽い負荷でも筋肉への刺激量の総量が増して、

高いトレーニング効果が得られます。

 

関節や筋肉へのリスクを最小限にしてトレーニングをするには、

精度の高いフォームでトレーニングする事を意識してみてください。

 

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