下に力を加えるから上に身体が持ち上がる #325

神奈川県藤沢市にあります

フィットネスクラブ

「ティップネス藤沢店」

にて活動しております

 

ストレッチ×体幹トレで

『痛みに悩まない自由に動く身体をつくる

動作改善スペシャリスト』

の木島直輝(きじまなおき)です。

 

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人生100年時代、シニアになっても背筋が伸びた姿勢で颯爽と歩く〈心身豊かな生活〉を送る為の「痛みなく動ける身体つくり」に貢献する

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ことを目的としたトレーニング指導をしております。

 

ブログでは、日々のトレーニング指導で考えていることや指導のこだわりを綴っており、

読者の皆様の身体つくりと健康に少しでもお役に立てれば幸いです。

 

★木島直輝プロフィール

https://kijima-blog.com/kijima-profile/

作用と反作用

 

力学の法則に作用反作用の法則がありますが、身体を動かす時にはこの法則を考慮すると動きの理解が進んで、

トレーニングの進行もスムーズになります。

 

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運動の第3法則(うんどうのだいさんほうそく、: Newton’s third law)または作用・反作用の法則(さよう・はんさようのほうそく、: law of action and reaction)は、二つの物体が互いに(作用)を及ぼす場合、両者は向きが反対で大きさが等しいと主張する経験則である。また、一方だけが他方へ力を及ぼすことはなく、必ずその反作用が存在することを主張する。

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(Wikipediaより引用)

 

このように、力を加えればその反対方向に力が返ってきますので、

スクワットであれば、真下に力を入れれば必ず真上に立ち上がる事が出来ます。

 

これを無視すると、力の方向を真下ではなく角度を変えて加えてしまうのでバランスを崩し、

倒れないようにバランスを取る為に、余計な身体の動きが必要になります。

 

反力をもらって身体は動く

地上にいれば、身体を動かす為にはまず地面に力を加えて、その反力で身体は動きます。

 

ですから、トレーニング時でも、ウェイトを動かす事を意識する前にどこに力を加えのかを決めて、

どの方向に身体は力を受けるのかを予め考えておかないと、

 

安定した姿勢を保ってトレーニングをする事は出来ません。

 

上方向に動きたいなら下方向、右方向に動きたいなら斜左下方向に地面に力を加えないといけません。

 

スクワットでグラグラするなら、真下に力が加わっていないし、

プランクで足や肘が滑るなら、これも真下に力を加えていない事を意味します。

 

姿勢を安定するには体重を乗せる

スクワットで姿勢を安定して最後の一回まで正しいフォームで行いたいなら、

真下に力を加える事を意識すると上手くいきます。

 

ただし、初めは地面を押そうとすると膝だけが伸びて、上半身が前のめりに取り残されて、

バランスを崩してしまう事があるので、地面を押そうとしない方がおススメです。

 

踵全体に体重を乗せ続けるようにすると、体重分の力を地面はそのまま身体に返してくれますから、

自然と身体は上方向に身体を持ち上げてくれます。

 

体重を乗せ続ける意識をフィニッシュまで集中しておくと、力の方向は下方向を維持しますから、

身体は上方向に反力を受け続けるので、バランスを崩さずにフォームが安定してスクワットを行えます。

 

動作中は立とうとしてはいけません。

 

その瞬間、アゴを上げて腰が反り下方向の力が抜けてバランスを崩すし、

股関節周りの筋肉の活動が弱まりスクワットの効果を打ち消してしまいます。

 

作用反作用の法則を頭の隅にでも入れておくと、トレーニングは劇的に効果的に変わりますよ。

 

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