ストレッチでしたい事
運動前後や仕事の合間にストレッチをする事は一般的に広く行われている事と思います。
また、ヨガを定期的に行われている方も多いと思います。
では、何の為にストレッチをするのでしょうか?
ストレッチの効果として、
○柔軟性の向上
○関節可動域の拡大
○筋力の低下抑制
○血行促進
○リラクゼーション
○ケガの予防(これはやり方次第と考えています)
などが挙げられるますが、
もちろんこれらの効果を期待してストレッチを行っているわけですが、
上記の効果を得ることによって何を達成するかが重要です。
目的は何か?
という事です。
木島もストレッチを施しますし、自分でも行いますが、何の為にストレッチをするかと言うと、
トレーニングで効果を高める為の準備です。
上記効果の中でも、関節可動域の拡大を目的としています。
関節可動域を拡げよう
トレーニングをする時に、小さく動かすより、関節可動域を最大に使って大きく動かした方が筋肥大、筋力向上に効果的である事が分かっていますので、
殆どのケースで最大可動域でトレーニングをした方が効果的です。
その為、ストレッチは関節可動域を拡げる事を目指して行い、トレーニングをした時に身体が楽に関節がスムーズに動ける感覚を得てもらうようにストレッチを施しています。
実際に、肩甲骨周りの筋肉が硬くて肩の動きが引っかかるような方にストレッチをすると、背中のトレーニングで筋肉の意識がしやすくなる事は良くあります。
最近は、スタティックストレッチの弊害についてエビデンスを基に言われる事が多いですが、
30秒以下のストレッチでは問題がなく、1分を超えると筋力低下が起こるようですから、それほど気にする事はないと考えています。
1分以上同じポーズを取る方って、そんなにいないです。
皆がそうであれば、柔軟性が高い方ばかりになりますが、15年トレーナーをしていますが身体が硬い方の方が多いです。
また、10秒、20秒のストレッチでも効果はあります。
これは、木島のパーソナルストレッチでは1部位このくらいの時間でストレッチをしていますのですが、しっかりと可動域は拡がっています。
筋肉のトーンも下がっている感覚です。
よって、経験上の感覚でしかありませんが、
一般の方が健康の為にストレッチをするのであれば、関節可動域を拡げるアプローチとしてスタティックストレッチを取り入れるのは、効果的であると思っています。
ビフォー・アフターのチェック
ストレッチの効果を得る為にもビフォー・アフターは必ずチェックする事をオススメします。
どんなストレッチをしても、殆どが効果を感じると思いますが、
その中で、「もう少し伸ばそう」とか「もう十分だな」など状態を確認する事で得られる感想を持った方が対応が早く出来ますので、持続的な可動域向上が期待出来ます。
また、その可動域が拡がった身体の状態でトレーニングをしてみると、動かしやすい感覚を得られると思いますので、
ストレッチのトレーニングへの影響もビフォー・アフターをチェックしてみると、ストレッチの効果をより実感出来ると思いますよ。