なぜ上手く出来ないのかを探る
身体を動かす事は中々に難しい事で、やろうと思った動作が出来ない事は良くある事です。
特に初めて行う動作は一回で出来るはずもなく、
運動経験や抽象化能力などによる個人差や運動の難易度によってではありますが、
数回、数十回、数百回以上行わないと出来ないです。
出来ない理由として、
1.今までやった事がないので神経伝達が上手くいかない。
2.負荷設定が不適切。
3.重さや不安定さによる恐怖。
4.出来ているのにクリアの基準を持っていないので判断がつかず不安。
などがあります。
動作を習得するには、何が問題なのかその理由を探って見つけ出さないと、対応が出来ないので、
まずは、出来ない理由を発見する事が大切です。
上達のステップ
例えば、出来ない理由が3の場合、難易度を下げます。
○重くて手を離してしまったり、倒れてしまわないか不安。
○グラグラしてバランスが取れず転倒しそうで不安。
こんな不安があるので、
■この不安を取り除く為に、ウェイトを軽くするか無くす。
■バランスが取れる狭い範囲で動かす。
このようにレベルを下げて適切な負荷を探していきます。
動作の上達にはステップがありますから、
今の設定が高ければ、躊躇なく下げて行った方が上手くいきます。
この状況であれば、
1.負荷なしでバランスが保てて動かせられる範囲で動かす。
2.負荷なしで動かす範囲を拡げる。
3.負荷なしで最大可動域で動かす。
4.軽い負荷で動かす。
5.軽い負荷で最大可動域で動かす。
6.負荷を増やして動かす。
7.負荷を増やして最大可動域で動かす。
6〜7の繰り返し。
このようなステップで進めていきます。
ちなみに、スプリットスクワットでバランスが取れない場合、
両足スクワットにはしないです。
バランスの取り方が違いますから、スプリットスクワットの上達には直結しないので、
種目を変えるのではなく、
動作範囲を狭くして重心移動距離を短くする事で難易度を下げます。
いきなり100点を目指さない
上手く出来なかったり、恐さがあれば、出来る範囲で一歩ずつ進める事が賢明です。
出来ない事を不甲斐なく思ったり、諦める必要はなく、
不安があれば、不安がない範囲の負荷や可動域で行えば良いので、
小さく始めていって徐々に出来るようになっていったら、負荷を上げてトレーニング効果を引き上げていけると良いです。
なので、スタートから100点を目指さず、まずは自分のレベルを確認した後に、1点ずつ上手く出来るようにしていくと、気持ちも楽だしトレーニングへのモチベーションも維持できるのでオススメですよ。