主役はいつでもボスと戦わなくてはいけない #107

筋肉の役割

 

トレーニングの時の筋肉の役割は、

 

○主動筋

○協働筋

○拮抗筋

○安定筋

 

がありますが、

 

この役割を受け持った筋肉全てが、きちんと仕事を果たさないと、トレーニングは成功しません。

 

特に、主動筋が主動しなくてはその種目を選んでトレーニングをしている意味がなくなるので、とても重要です。

 

お尻を鍛えたいなら臀筋が主動筋になるし、胸なら大胸筋、背中なら広背筋。

 

これらの筋肉が主に動かなくてはいけません。

 

物語を盛り上げる為に

 

トレーニングは一つの物語だと考えています。

 

種目毎にあるし、トレーニングプログラムは当然ストーリー性を持ちます。

 

種目で言えば、

主動筋という主役を目立たせてあげないと、物語がごちゃごちゃになって、誰の話だったのか分からなくなります。

 

当たり前と思うかもしれませんが、トレーニングでは主役が知らぬ間に入れ替わっている事が良く見かけます。

 

スクワットで臀筋が主役なのに脇役の協働筋である大腿四頭筋が主役になっていたり、

ラットプルダウンでは、広背筋が主役なのに上腕二頭筋が主役になっている。

 

こんなケースは多いというか、正しくトレーニング指導を受けたことのない方はほとんど主役の入れ替わりが起こっています。

 

これでは、全く意味不明の物語になり面白くありません。

 

トレーニングでは効果が出ないという事です。

 

こうならない為には、主動筋にちゃんと主役をはらしてあげるために、他の筋肉が役割を全うする事が大切です。

 

○拮抗筋は主動筋を目立たせる為に、陰で支えるように動き過ぎない。

○協働筋は主役の後ろについて行くようにして、主役を追い抜かない。

○安定筋は、主役が準備万端で働けるように体勢を整える。

 

主役を1番の見せ場に立たせられるように、周りのフォローが大事です。

 

 

主役で勝つ

 

ヒーロー漫画では、主役は必ずボスと戦います。

 

脇役がボスと戦って勝つ事はありません。

 

勝つのは主役でないと締まらないので。

 

ワンピースならルフィ、ドラゴンボールなら悟空、鬼滅の刃なら炭治郎です。

 

トレーニングでも、1番負荷がかかる時(ボス)に主動筋(主役)が登場して力を発揮しないと、狙った効果(面白さ)を得る事が出来ません。

 

そうしないと面白くないので、トレーニングを辞めてしまって、身体は変わる機会を失います。

 

トレーニングでは、主役(主動筋)は誰か?

 

を明確にして行うと、大きな効果が得られると思いますよ。

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