ジム=痩せる、ではない
ジムに通ったり、パーソナルトレーニングを受けていて、見た目の変化が小さいと、周りから、
「ジムに行ってるのに痩せていない」
「パーソナルトレーニングしてるのに変わっていない」
こんな事を言われたと聞く事があります。
「ダイエットする!」
と言ってジム通いしているなら効果が出ていない事になるので、何を言われてもしょうがないですが、
運動、トレーニングの目的はダイエットや筋肉を太くする事だけではないはずです。
また個人のペースもあります。
目的においては多様です。
ダイエットはもちろん、筋肥大、慢性痛緩和、姿勢改善、運動不足解消、体力向上、などあり、
細かく分類すれば、
お気に入りの洋服をまた着たい、水着を着てもだらしなくならないように、Tシャツを着て様になる身体になりたい、
猫背を改善したい、O脚を直したい、腰椎・膝痛・肩痛の緩和、肩コリ・腰痛の改善、将来高齢でも立って歩き続けられるようにしたい、
他、
または、パーソナルトレーニングのように予約して約束しないと運動をしなくなるから。
と言った健康管理の一環として利用する方もいらっしゃいます。
見た目の結果に囚われない
見た目の変化を目的とする場合は、見た目や数値を追ってその結果を出さないといけません。
もし結果が出ていない場合は、努力が足りないか、努力の方向が違っているかです。
見た目以外の目的であれば、
例えば、痛みの緩和の場合は、
痛みの解消具合は効果の目安です。
痛みの解消と言うのは目的ではあるのですが、その先の本来の目的があるはずです。
「膝の痛みを気にする事なく旅行で歩き回りたい。」
など、膝痛がボトルネックになっているので、その解消をしたいという事ですから、
痛みが0にならなくても、10段階のうち1〜3くらいの程度ならそれ程気にする事なく歩けるのであれば、
目的達成されていて、次のステップは痛みを0にするではなく、
筋力や持久力を高めて、体力的に楽に動けるようにすると言うのが総合的な解決法となると思います。
なので、一科目で100点(見た目)を目指すのではなく、トータルで高得点を取る事を考えると、本来の目的達成に近づけるのではないでしょうか。
継続を目標にする
筋肉は何もしなければ老化によって減り続けます。
なので、フレイルやロコモなど問題になっているわけです。
その防止のために運動は一生涯続ける事が必須となります。
けんこを保つ為に運動やトレーニングをする事は、それそのものが立派な目的です。
フィットネスクラブの会員は1年間で約半数が入れ替わるとされています。
この状況からも運動継続は難しいんです。
ですが、続けられた方は周りの同年代の方との差を拡げることができます。
事実、お客様からも、
「初めは効果を感じなかったけど、10年トレーニングを続けて周りを見たら、私が1番見た目が若かった」
と結果的に見た目が変わっていました。
若さを保ったという事で、アンチエイジング効果を得たわけです。
トレーニングを長く続けると、将来、健康面、美容面、共に効果を得る事が期待できますよ。