ぬるま湯に浸かっていては変わらない
トレーニングを続けていると、同じウェイトでも回数を多く出来るようになったり、セットを増やしてもやり切れたり、ウェイトを上げても持ち上げられたり、
体力が向上しているのを感じる時が出てくると思います。
体重や体脂肪、筋肉量の増減も体組成計で測れば変化がすぐに分かります。
しかし、停滞期に突入してそこから脱せられずに何年も経っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
すでに目標の体力レベルや体型になっていて、その維持の為に身体作りを続けているのであれば、身体作りの完成形ですからそのままで良いのですが、
もっと身体を変えたいのに変わらない場合は、問題が起こっています。
この停滞期から抜けられない理由は、
行動が足りていない。
経験上、ほとんどがこのケースです。
トレーニング初めの頃は伸びしろが多いですが、続けていくに従ってどんどん伸びしろは減っていきます。
ですから、始めは何をしても向上していくのですが、途中から何をしても変わらないと感じてきます。
これは、同じ事を繰り返しているので変わらないのです。
トレーニングが少しでも楽に感じるようになったら、負荷を上げないと身体は変わってくれません。
自分の心地よい環境にずっといても何も起きないという事です。
過負荷漸進性
トレーニングの原理原則に
過負荷漸進性があります。
負荷を少しずつ上げていこう。という事で、この法則に従わないと向上は見込めないです。
例えば、何年も10kgのウェイトで同じ種目を同じ意識の仕方で行っていても、成長は見込めません。
フォームが崩れない程度に負荷を少しずつ上げていく事で、身体がそのストレスに反応していきます。
トレーニングに限らずダイエットでも同様で、
体重が減らないなら、同じ食事をしていても変わる事は期待出来ません。
内容と量をもう一度見直すタイミングがきているはずです。
もしトレーニングやダイエットでも内容は変わっているけど身体の変化がないという事であれば、
1ヶ月間のトレーニングと食事の記録をとってみると良いと思います。
事実をみて行動を客観視してみると、次の行動のヒントが見えてくると思います。
気持ちの強さも向上させる
そして大切なのは気持ちです。
負荷や難易度が上がれば身体もキツいですが、気持ちもキツくなります。
力を強く入れるのはしんどいし、心拍数も上がって苦しいです。
この身体の苦しさにメンタルが追いつかないと続けることが出来ず、
同じ事の繰り返しになるので、身体が変わる可能性を失います。
自分のレベルが上がれば、伸びしろも少ないので、キツい割に緩やかな向上となり、リターンが小さいと思ってしまいます。
この変化率を理解してトレーニングを続けていく事で、身体の変化が見た目に現れてきます。
変化率が小さいのは自分のレベルの向上を意味していますので、
自信を持って負荷のコントロールをしながら、トレーニングに取り組み続けると、
身体は変わっていきますよ。