達成感だけでトレーニング効果は得られない #155

達成感の害

 

トレーニングをする時には、

 

○種目

○重さ

○回数

○セット数

 

少なくともこれらは決めて行っていると思います。

 

ここで問題なのが数です。

 

10回3セットと決めたら、この数をクリアしようと頑張ってトレーニングをするからです。

 

目標を決めてクリアすれば、達成感が得られます。

 

ドーパミンが出て、苦しさも忘れてしまうでしょう。

 

目標を決めてそれに向けてトレーニングする事は問題ではないし、必要な事ですが、

フォームを無視して回数をクリアする事に意識が向きすぎると、何の為のトレーニングなのか?

 

方向性がズレていきます。

 

これが大問題で、回数をこなすだけで、

○どこに効いているか分からないけどキツイ

○キツイからただただ早く終わらせようとする

○負荷が合っていなくて楽

 

これらに当てはまるなら、狙った筋肉を鍛える事から外れていってしまいます。

 

 

 

結果を得る為のレールに乗る

 

トレーニングをする目的は何かしらの効果を得る事です。

 

トレーニングを始める前よりもポジティブな身体の変化を起こす事を狙って、

その結果を楽しみに日々頑張っているはずです。

 

その為には、回数や重さなどの負荷の前に、鍛えたい筋肉が確実に刺激される身体の動かし方を身に付ける必要があります。

 

このステップを丁寧に進めないと、結果を得る為のレールから、どんどん外れていってしまいます。

 

行き先に間違いなく届けてくれるレールに乗り、そこから外れないようにするには、

正しいフォーム習得に時間をかけて、習得した後もフォームが崩れないように一回一回意識してキレイにトレーニングをする必要があります。

 

 

 

動きに意識を向ける

 

そのフォームというのは、

各関節の動かす方向の組み合わせと、各筋肉が収縮するタイミングのコーディネーションです。

 

トレーニングは、筋肉に力を入れる事よりも、

関節をどのように動かすかと動かさないかの、動きに意識を向けると上手くいきます。

 

動かさないように力を入れておかないと、動かす範囲が決まらずケガをするし、

動かす方向に力を入れないと、狙っている筋肉に負荷が届かず、トレーニング効果が得られません。

 

毎回、このフォームを意識して頭を使って集中力を高めてトレーニングをする事で、

効果を得る条件が整い、その上で設定した目標値を目指して頑張ると、

望みの結果が手に入るはずですよ。

関連記事

  1. 効かない時は負荷を下げてみる #287

  2. お腹痩せで鍛えるべき筋肉 #504

  3. トレーニングは見た目を重視するべき理由 #256

  4. 腰痛を起こさず歩くなら脚の外側をリリースする #734

  5. 人生100年時代だから動ける身体をつくる #429

  6. 慢性腰痛の改善には痛みなく動ける自信をつける事が鍵 #490…

PAGE TOP