痛めたらトレーニングの意味がない
健康の為、スタイルアップの為、スポーツパフォーマンスアップの為、
これらの目的でトレーニングを行う事が多いと思います。
身体の改善や向上を目指した活動ですから、トレーニングをする時に身体にとってマイナスの影響を考える事は、殆どの方はないのだと思います。
ですが、トレーニングをして、肩や腰、膝を痛める方はいらっしゃいます。
健康の為にトレーニングを何年も何十年もしてきたけど、
始めた時はなんともなかった腰が痛い、膝が痛い。
これでは、トレーニングによって身体を壊して健康を損ねた事になります。
向かいたかった方向の真逆です。
(健康→不健康)
そして痛めたら、トレーニングに制限がかかり、身体作りの進行が遅れます。
トレーニングをした後、翌日に腰や膝、肩が痛いのなら、
関節に過剰な負担をかけた方法でトレーニングをしている可能性があります。
各関節は動く方向と範囲がそれぞれ決まっています。
それを無視して動かしてしまえば、健康の為のトレーニングが、不健康の為のトレーニングに変わってしまいます。
使いたくない筋肉は使ってはダメ
関節を動かしているのは筋肉です。
なので、関節が余計な動きをしていたら、その余計な動きの力を出している筋肉が働いている事になります。
本来は使いたくない筋肉なのに、活動させたらその筋肉が発達する可能性が生まれます。
太くしたくない筋肉が太くなる可能性があると言う事。
腕を太くしたくないのに肘関節に力を込める。
腿を太くしたくないのに膝関節に力を込める。
猫背を改善したいのに、首をすくめて背中が丸まった姿勢で、首・肩が力んだままトレーニングをする。
身体の使い方を知らないと、
そんなつもりはないのに、
なりたくない身体に向けてトレーニングをしているかも知れません。
腕を太くしたくないなら背中。
腿を太くしたくないならお尻。
これらの筋肉を確実に使わないと、望む身体にはなりません。
結果を出すプロセス
身体作りを成功させるには、目的に合った正しい身体の動かし方があります。
トレーニングは闇雲に行っても結果は出ません。
その目的の方向へ努力をしないと結果は遠のきます。
その為のプロセスに身体の動かし方があります。
それは、身体を痛めない関節構造に則った動かし方です。
正しいフォームと言うやつです。
結果を急いで、急に負荷を上げたり、量を増やしたりすると、
フォームが身に付いていないと、身体は壊れます。
関節の動く範囲を超えて無理な方向に動かせば、負荷が大きい程、回数が多い程、痛みの発生率は高まります。
逆に正しいフォームで、適切な負荷と量を行えば、身体は向上していきます。
身体作りは、結果を求める前に、身体を痛めない身体の動かし方を身に付けると、
止まる事なく身体が変わっていきますよ。