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お尻の機能
2足歩行の人間の特徴として、骨盤形状に対する大臀筋の発達があるそうです。
そのお尻の筋肉ですが、ちゃんと働いていますか?
腰や膝が痛かったら、お尻が仕事をサボっているかも!
お尻の筋肉は片側9つありますが、股関節の機能に関わります。
全て骨盤から大腿骨に付きます。
なので股関節の動きを担っていて、特に大腿骨を骨盤に引きつけて安定させる機能が重要です。
この機能が発揮されないと、股関節は安定せず、骨盤はグラグラ動いて腰が過剰に動くし、
膝も左右に動き過ぎて捻れも加わり大きな負担を強いられます。
真っ直ぐ歩けていますか?
股関節を安定させる機能が働かないと、
お尻を横に振って歩いたり、
膝が内側に倒れるような内股の歩き方になり、
フラフラした歩き方になってしまいます。
これでは、腰や膝を痛めるだけでなく、姿勢を崩し見た目も悪い身体になります。
通常は、歩行時、踵が接地するとお尻のインナーマッスルが反応して大腿骨を骨盤に押し付けて、骨盤が遊脚側に倒れないようにします。
そうすると、重心位置が高く保たれ、背筋が伸びてストライドが長い、キレイな歩行となります。
色々な角度で働かす
このお尻を動作中にキッチリ仕事をさせるには、
アブダクションやクラムシェルのような、同一方向のみのお尻のエクササイズだけでは不十分です。
この方向に力が入りづらければ、これらのエクササイズも行いますが、
日常生活動作に発展させるには、スクワットのような足を床につけるエクササイズで、股関節の様々な角度でお尻を働かす事が有効です。
スクワットは、上下に重心移動を行うエクササイズです。
その際に、股関節屈曲伸展がされますが、全ての可動域で股関節外旋・外転方向に力を適度に発揮させて、
膝の向きが正面を向き続けるようにするトレーニングをすると、股関節の求心力が高まり安定力が増します。
お尻が仕事をサボっていると、お尻が垂れてくるので、
お尻が気になる方は、お尻のトレーニングを行うサインですよ。