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TUT?
TUT。
タイム・アンダー・テンションの略です。
タイム・アンダー・テンションと言うのは、かなり簡単に言うと、鍛えたい筋肉を休ませないで力を使う事です。
どう言う事かと言うと、
1セット10回40秒だとしたら、このセット中力を一瞬も抜かずに行っている。
または、ウェイトを下ろしたり、上げたり、その局面で、動作中力を抜かずに行っている。
このように、ある一定の時間力を入れ続けている事を指しています。
では、これが何だって事ですが、
とても重要な意味を持ちます。
トレーニングの負荷を考える時に、
重さ、回数、セット数などを目的に合わせて構成しますが、
筋肉を働かす為に、筋肉にどれだけの刺激を加えるかを示しています。
しかし、一気に筋肉の全ての筋繊維が活動するかと言うとそんな事はなく、徐々に活動が増していきます。
(爆発的に力を発揮する事で一気に筋活動を高める事も出来ます)
そして、活動した筋繊維にしかトレーニング効果は現れませんので、どれだけ沢山の筋繊維を活動させるのかはとても大事です。
その時に時間の概念を加えると、
筋肉の回復をさせずに使い続ける事で、重いウェイトを使わなくても筋繊維の活動を増やす事が出来ます。
低負荷でOK
この概念を使うと、軽い負荷でも筋肉がつく事が可能です。
重いウェイトを使うと、メリットもありますが、ケガのリスクが高まります。
このデメリットがありますので、
女性や高齢者などの低体力者、(全てではないです)すでにケガをしている方、
などは、高重量を扱う事が難しくなります。
そうなると、軽い負荷でも効果的にトレーニングが出来る方法を考えますが、
その時にTUTを考慮すると効果的にトレーニングが出来ます。
私もトレーニングで重視しているのはTUTです。
ただ私の場合は、結果的に筋肉が使い続ける状況となっている事になるのですが、
その為には、低負荷にならざるを得ないし、それ程回数も出来なくなります。
フォームがキレイに上達する
それは、どのようにしているかと言うと、
力を加える点を動作中変えないようにするのですが、
言い換えると、荷重点が常に一緒。となります。
こうすると、力を使っている筋肉は常に活動せざるを得なくなるので、
結果、長く筋緊張が続く事になります。
これを意味するのは、動作が毎回正確な反復動作になっていると言う事で、
要は、フォームがキレイである事です。
なぜなら、
荷重点(作用点)が一緒で、それにより動く方向が一定であれば、重心移動の軌跡は常に同じところをなぞります。
重心移動の最短距離を進む事なので、フラフラせずに安定した、動作の切り返し事も反動やブレなく動くので、
見た目に美しい動きとなります。
美しい動き、フォームを目指していくと、自然と筋緊張の持続が起こり、姿勢を安定させる事となります。
私はトレーニングはスマートにキレイであるべきだと思っていますので、
TUTの概念を考慮しながらトレーニング指導をしています。
トレーニングで伸び悩みを感じていたり、思ったような身体にならないなら、
TUTを意識してみる事をオススメします。