スリムになる為の肩甲骨の使い方 #195

太くなる動かし方

 

猫背改善や肩こり解消、背中の引き締め、

などを狙って、背中のトレーニングをした事がある方もいらっしゃると思います。

 

その時に肩甲骨を意識して行う事も多いのではないでしょうか。

 

肩甲骨を意識して動かすのはとても良い事ですが、

動かし方によって効果が左右されます。

 

もし、猫背や肩こり、背中をシャープに引き締めたい場合、

肩甲骨を寄せる意識を持って動かすと逆効果で、

猫背や肩こりの助長、腕・肩・首を太くさせてしまう可能性があります。

背中のトレーニング動作の最後に、ギュッと肩甲骨を寄せるのは、おススメ出来ない動かし方です。

 

最後だけ肩甲骨を意識して、バーなどを腕の力で引っ張って、身体に引きつけた後で肩甲骨を寄せても、

背中の筋肉への負荷は小さく、首と腕への負荷が大きくなってしまい、

 

負荷が鍛えたい箇所ではなく、鍛えたくない箇所に加わり、

全く違うトレーニング効果を身体に与えてしまいます。

 

 

 

肩甲骨から動かす

 

 

そうならない為には、

初動作から肩甲骨を動かします。

 

そして、動かす方向は内側下方向です。

 

内側上方向ではありません。

 

意識して動かしてみても、どうしても内側上方向に動く方は、その癖が身体についているので、その癖を修正していく事から始める必要があります。

 

その癖がある方は、肘を曲げる動きから動き出す傾向にあります。

 

肘を動かす筋肉に肩甲骨を動かす筋肉はありませんから、肘から動くと肩甲骨に関わる背中の筋肉は活動しないので、

背中へのトレーニング効果はありません。

 

これではもったいないので、

肘を伸ばしたまま、肩甲骨を内側下方向に動かして、背中の筋肉を初動作から使って動作の最後まで背中の筋肉に負荷を与えると、

 

肩甲骨周りがスッキリ引き締まります。

 

 

 

縦長に作り替える

 

なぜ、このような肩甲骨からの動き出しが重要だとお話ししているかと言うと、

そうしないと、身体のアウトラインが広がって、身体が太く見えるからです。

 

肘から動き出すようにトレーニングをして鍛えられる筋肉は、

首を短く背中を丸めて、肘が曲がり脇が開いた、

首と腕が短く見えて、猫背になるので身長も低く見えます。

 

これは、身体のアウトラインが横に広がり、正方形の形に近づいていきます。

 

人が美しく感じる黄金比は、1:1.618で、長方形の形を取ります。

 

なるべく、縦長に身体のアウトラインを作るとキレイに見えますから、

脇が締まるように肩のインナーマッスルを働かせて、背中の内側の筋肉を使って背筋を伸ばし、

 

首や腕の筋肉はリラックスさせて、首と肘を伸ばして、首と腕が長く見せると、

アウトラインがスリムになります。

 

背中のトレーニングは、肩甲骨から内側下方向に動かすと、身体が縦長でスリムに変わります。

 

もし、意識した事がない方は、是非お試しください。

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