降ろす時も姿勢を意識する
トレーニングも準備を怠ると得られる効果が小さくなります。
ウォーミングアップもそうですが、トレーニング中の力を入れる1回1回の姿勢が大切となります。
いざ力を入れようと思った瞬間に力が入らなければ、狙った筋肉に負荷が届かずトレーニング効果を失います。
ちょっとした姿勢の変化で、筋肉が緩んで関節が不安定になったり、力が入りにくくなったりするので、
セット中姿勢を崩さず集中する事はとても重要です。
例えば、ワイドスクワットでは、
腰を下ろして行く時に何気なくしゃがめば、腰は丸くなったり、膝が内側に倒れてしまったりする可能性が高まります。
どこまで腰を下ろせば良いのか分からないからです。
腰を下ろしながら内腿のストレッチを感じるところまでしゃがむ事を意識すると、そのポジションがきたらそこで止めれば良い事が分かります。
このように動作をスタートから集中すると、自分の動かす範囲が分かってきてエラー動作が出にくくなります。
動く一拍前が最重要
今度は、立ち上がる時に重要なのが、
立ち上がる一拍前から膝を開く事。
※ワイドスクワットは爪先をかなり外に向けたスタンスなので、膝も外を向きます。
この一拍前がポイントで、立ち上がると同時に膝を開こうと思ったらタイミングがズレます。
わずかですが、立ち上がりながら膝を開くとお尻に全く効きません。
立ち上がる少し前に(一拍前)膝を開く事で、股関節は外旋外転位に固定されて、その力を向かないように立つと、
お尻のインナーマッスルが立ち上がるまで働き、股関節が正常な位置に収まり続けますので、
狙い通りのお尻や内転筋に効くスクワットとなります。
力を入れている時間を長くする
トレーニングで効果を出すには、筋肉に負荷をどれだけ加えるかが重要です。
何回行うとか、何セット行うかなども、もちろんありますが、
1回辺り、どれだけ力を入れ続けているかの時間が大事です。
その為、ワイドスクワットならば、しゃがんだ位置から膝を開いてお尻の筋肉を働かせたら、
立ち上がるまでずっと膝を外向きに開く方向に力を入れていると、
お尻を使っている感覚が立ち上がる位置まで続きます。
筋肉にテンションが入り続けているサインです。
筋肉が働き続けていて痛みもあるし苦しさもあるのですが、トレーニング効果は大きいです。
毎回のトレーニングでしっかりと効果を出して、効率的に身体作りをしたいなら、
準備を徹底して、集中力を高めて行う事をおススメしますよ。