ウェイトを手で持つ時に意識する事 #278

多様な負荷の種類

 

スクワットはバリエーション豊富なエクササイズですが、

ウェイトの種類によっても何種類にもなります。

 

バーベル、ダンベル、ケトルベル。

 

バーベルは後ろで担ぐのか前なのか?担ぐ位置は?

 

ダンベルやケトルベルでは、片手or両手、腕を下げるのか?上げるのか?

 

など、

これに重さが変われば、ものすごく多くのバリエーションとなります。

 

一般的にはスクワットは、バーベルを肩に担ぐバックスクワットが多く行われていると思いますが、

私(木島)の指導では、ほとんどバックスクワットはしません。

 

理由は、

 

肩・背中の柔軟性が足りないお客様が多いのと、

 

1番の理由は、筋肉を大きくしたり、すごく筋力を高めたいというご要望がないので、

行う必要性がなく、選択肢に入ってこないからです。

 

しかし、ダンベルやケトルベルを使う事が多く、特に片手で持つスタイルを多用しています。

 

 

手で持つ意味がある

もちろん意味があっての事です。

 

片手で持つ時は、脚を前後に開いて行うスプリットスクワットの時が多いですが、

片手で持つ事によって、持ち手側に重心が移動して、バランスを取るために反対側に身体を傾けようとします。

 

この時に、脇腹・腰、中臀筋や内転筋が働きます。

 

また、手に持つ事によって腕の位置のコントロールも必要になり、

脇を締めて背中の筋肉を使う事で、ウェイトに振り回されずに姿勢を保ちます。

 

それらによって、片脚立ちに関わる筋肉の強化と側方でのバランス力のアップに繋がり、

姿勢改善やバランス力向上、歩行の改善を狙っていて、

 

日常生活動作のパフォーマンスを高められると考えています。

 

 

やる事は一緒

ウェイトの位置によって、バランスの取り方が変わるのですが、

スクワットで力を伝える箇所は変わりません。

 

私(木島)の指導では、スクワットで臀筋を鍛える事が多いので、

踵全体に荷重してもらう事は、どのようなスタイルのスクワットでも一緒です。

 

どんな負荷がかかっていても、姿勢を崩さずに踵で床に力を伝えてスクワットをする事を目指す事で、

体幹が鍛えられて、身体の軸や粘りが強くなっていきます。

 

ウェイトを手に持つ事は負荷を上げるだけでなく、機能的な意味がありますので、

バランスや姿勢を意識してスクワットをすると、

 

体幹を含めた全身トレーニングに変わっていきますよ。

 

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