アンバランスだから気になる
スポーツや仕事であれば、個人の長所を伸ばす戦略は有効に働く事があると思います。
しかし、身体作りにおいては、長所を伸ばして短所に手を付けずにいると、
上手くいく事は難しいでしょう。
硬くなった筋肉や、上手く出来ないエクササイズなどを放っておいて、
自分の得意な好きな運動だけをしていると、左右差や前後差で身体がアンバランスになり、
不快感や痛みが出たり、姿勢やスタイルの崩れが気になったりします。
健康を保ちたいと思ってトレーニングをしても、
ジムに並んでいるトレーニングマシンを片っ端から行い、
とにかく回数をたくさんこなす、ウェイトをどんどん増やして重さだけで評価する。
では、そのフォームはどうなっているでしょうか?
正しいフォームで動くための柔軟性や力の入れ方は身に付いているでしょうか?
弱い箇所が悪さをする
正しいフォームで適切に動かさないと、自分の得意な動きの癖がすぐに顔を出して、
使う筋肉が限定的になり、その筋肉や関節に負担がかかり過ぎるので、そこを痛めてしまう可能性があります。
このように、得意な事ばかりではなく、自分の苦手な動きや弱い筋肉もしっかりと働かせないと、
身体に悪さをしてしまいます。
短所をなくすことを優先する
なので、身体作りでは、自分の弱いところを無視して、自分の強い筋肉や得意な動きを強化してしまうと、
どんどん強い箇所と弱い箇所の格差が拡がってしまい、
身体の中でバランスが取れなくなってしまいます。
そのバランスの崩れは、怪我に繋がり身体作りの足枷になってしまうかも知れません。
ですから、上手く動かない動きや弱い筋肉を鍛えて、身体の短所を無くしていく事を優先してトレーニングを行うと、
身体機能のバランスが高まり、怪我の防止や姿勢の改善、スタイルアップにも繋がり、
身体作りが促進していきますよ。