自宅で復習できないトレーニング指導はしない #280

週1回だけでは変わらない

 

トレーニングで身体の何かしらの機能を高める場合(筋力、筋量、持久力、柔軟性など)、週1回では難しいとされています。

 

週3回以上は必要でしょう。

 

現状維持や、トレーニングを休まれていて元のレベルに戻す目的ならば、

週1回でも良いと思います。

ですから、目的によってトレーニング頻度も変えなくては効果を得る事に繋がりませんので、

1日思いっきりトレーニングをしたとしても、それが週1回であれば身体が変わらない可能性は高くなります。

 

食事も同じく、週1日断食しても残りの6日を気にせず食べていれば、体重が減る事はおそらくないでしょう。

 

 

自主トレできるトレーニング

これはパーソナルトレーニングを受けていても同様です。

 

週1回のパーソナルトレーニングを受けたからといって、身体が劇的に変わる事はありません。

 

ご自身でトレーニングを行うよりは、正しいフォームでより大きな負荷を加える事ができるし、

 

ストレッチでは自分で伸ばすより、しっかりと筋肉を伸ばせて、自分ではできない箇所のストレッチを受ける事が出来るので、1回あたりの効果は高いのですが、

 

身体つくりは継続的に負荷を加えていく事が重要なファクターなので、

 

パーソナルトレーニング以外の自主トレがキーポイントになります。

 

パーソナルトレーニングは「指導」を受ける場・時間と言えます。

 

その時間はトレーナーの言われるがままに行うだけだと、もったいなく、

指導内容を忠実に再現して集中して行うと、脳-神経-筋肉の神経伝達経路が確立されて、

 

身体がスムーズに動きやすくなっていきます。

 

そして、集中して指導ポイントを頭に入れながらトレーニングをすると、その指導内容が記憶に残るので、

自主トレに活かすことが可能となります。

 

 

弱い箇所だから家でも効く

このように、自主トレでパーソナル指導が活かせられれば、

 

トレーニングの質が向上していきます。

 

しかし、毎回ジムに行ければ良いけど難しかったり、

ジムに行ってもマシンやラック、ベンチが埋まったいたら、トレーニングが出来ません。

 

その為、私(木島)はなるべく機器を使わないトレーニングを多くしており、

自主トレの質が高まるようにトレーニングをデザインしています。

 

ウェイトを使わないから、楽かというとそんな事はなく、

自分の弱いところを狙ってトレーニングするので、軽い負荷でもキツイトレーニングにすることができます。

 

痛み・姿勢・動作改善や、適度なシェイプアップには、

ご自身の弱い筋肉を鍛えて、全体のバランスを整える事が有効と考えていますので、

 

長所を伸ばすよりも、短所をなくすトレーニングをする事で、

身体つくりが上手く進みます。

 

自分の身体と対話しながらトレーニングの質に着目して、ご自宅でのトレーニングをしてみると、

身体が目的の方向に着実に変わっていきますよ。

 

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