筋肉を意識はするけどまずは関節から #9

いきなり筋肉を意識しちゃダメ

 

筋トレをする時に筋肉に意識が向いてしまうと思いますが、初めて行う種目や慣れていない種目を行う場合、すぐに筋肉に効いている感覚を得るのはかなり難しいです。

 

やった事のない、慣れていない動作はどのように動いたら良いのか分からないし、身体を動かす為の神経伝達が上手くいかないので、自分が思っているように身体が動かないはずです。

 

正しく動かないので、バランスを取ったり、軌道を修正したり、身体全体で余計な仕事をしなくてはいけませんから、筋肉達の役割分担が上手く機能せず、狙っている筋肉がスムーズに働く事は出来ないので、筋肉に効く感覚は得にくいです。

 

筋肉の効く感覚を得るには、まずはムダな動きなくスムーズに身体を動かす必要があり、正しいフォームを身に付けるのが早道です。

 

 

動作のイメージを持つ

正しいフォームを身に付けるには、まずはその動作のイメージを頭に入れておく事が必要です。

 

ちなみに、パーソナルトレーナーは動作イメージを持ってもらう為に、デモンストレーションをしています。

 

イメージを持つ為には、細かなディテールは無視して、スタートからフィニッシュまでの一連の動きを覚えます。

 

流れが分かったらディテールを調整していくのですが、この時に細かな注意点を気にしながらフォームを整えていきます。

 

スクワットであれば、

どんなスタンスで、どこまでしゃがむかを何となく覚えたら、

膝の向きや足裏の荷重点、目線や腕の位置などを修正していき、動作の肉付けをして完成度を高めていきます。

 

 

まずは関節から

 

イメージ作りが出来て、フォームも正しく習得したら、

筋肉に効かすスタートラインに立つ事が出来ます。

 

ただし、その前に意識する事として、いきなり筋肉ではなくて、関節に意識を持っていきます。

関節が正しく動かせられれば、狙った筋肉は確実に使われますので。

 

例えば、お尻を鍛えたいなら股関節を曲げなくてはなりませんので、

股関節前面で紙を挟んでいくイメージでしゃがんでいったり、お尻を後ろに引く動きをしたり、筋肉の前に関節運動を意識して身体を動かします。

 

上記のコツが掴めたら、筋肉に意識を持っていくと、ストレッチの感覚や使っている感覚、効いている実感が出てきます。

 

筋トレはステップがあるので、

 

動作イメージ→関節運動→筋肉

 

の順番で進めていくと効率的にトレーニング効果を得る事が出来ますよ。

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