遠い未来の事はやる気にならない
イメージ出来ない事は自分の望みであっても、他人事に思えてやる気が起こらないものです。
なので、身体作りにおいて目標を立てても、それがまだまだ先の事と思ってしまえば、
それに対して手をつける事はありません。
例を挙げると、
「膝が痛くて出来なくなったゴルフをまた楽しみたい!」
このような目標を掲げても、この時点では夢のような希望であって、現実味がないのでゴルフを本当にしようとは思わないはずです。
なので、ゴルフの為の努力はやる気が起こらないものです。
効果が出るまで続ける
実際、トレーニングをしようと思っても今の切実な問題しか目に入りませんから、
「まずは膝の痛みをどうにかしたい!」
と思うはずです。
ですから、この”膝の痛みの問題”にはやる気を持って取り組む確率が高くなります。
先の目標を見据えて努力をする事は大事だし有効ですが、
そうは上手くいくないのも現実です。
でも、目の前の問題をクリアし続けていくと、最終目標に近づいていくものです。
ですから、まずは、膝の痛みの解消を目指して、その試みをしていく事が大切です。
膝の可動域の拡大、足関節や股関節の可動域の正常化、上半身も然り、
可動域が拡がってくれば、痛みは出にくくなり、動く範囲が大きくなると出来る動きの種類が増えるので、
気持ちが前向きになっていきます。
こうなると、次のステップに向かいやすくなるので、
1つの問題を解決出来るまで続ける事が重要です。
問題は常に目の前に現れる
1つ問題がクリアされると、次の問題が現れるものです。
もっとこうしたい!
という欲求はいつでも湧いてくるからです。
膝の痛みが緩和してくると、今度は、スムーズな歩行、次は坂道や階段を楽に登り降りしたい。
そして、ゴルフへのモチベーションが湧いてきます。
ゴルフにしても、ドライバーで飛ばしたい、安定したショットを打ちたい、バンカーやラフからのショット、そしてパッティング。
他様々なシチュエーションによって求められる身体の機能が異なるはずです。
恐らく「コースに出られればOK!」
と初めは思うはずですが、
やればやるほど、思いは強くなって、上記のようなシチュエーション毎の練習をしたくなるはずです。
身体作りは、今の大きな問題に取り組んで確実に効果を出していけば、
先の夢のような目標に必ず近づいていくはずですよ。