目標設定は1度で終わりではない #53

会話から本音を拾う

 

身体作りの目的は人それぞれ違いますし、その達成度を測る値である目標も違います。

 

○ダイエットで2ヶ月で5kg痩せたい方もいれば、

○腰が痛くて、その痛みを緩和して以前のように運動をしたい。

 

と思っている方もいらっしゃいます。

 

身体作りは、トレーニングやストレッチ、食事改善をしていきながら、身体を決めた目標に向けて変えていきますが、

その目標を達成して目的を果たしたとしても、身体作りがそれで終わる事はありません。

 

始めの設定が控えめな目標だったり、目標を達成してみるとその上を目指したくなったりするので、

1度の目標設定で理想の身体になるとは限りません。

 

そこで、もっと身体を良くしようと思っても、

その次の目標を決める時に悩んでしまう方もいらっしゃいます。

 

自分自身がどうなりたいのか?

 

実は、具体的に明確な答えを持っている方は少ないです。

 

自分が本当はどうしたいのか?

 

を言葉に出して伝える事が出来ないので、何か物足りないけど、どう表現したら良いか分からない。

 

こういう時は、これまでのお客様との会話の中に答えが散りばめられている可能性があります。

 

何気ない会話の中に、ポロッと本音が落ちる事があるので、それが消える前にヒョイっと拾って保管しておくと、次の目標設定の時に役立ちます。

 

 

お客様に未来を想像させる

 

目標は自分がどうなりたいのかの到達点の1つです。

身体作りを進めるに当たって、明確な目標を決められると良いと思いますが、中々難しかったりします。

 

そういう時は、まずは方向性だけ決めます。

 

方向性を決められれば、自分がどうなるのか、未来を想像出来るので、これからやるべきトレーニングに集中力を発揮しやすいです。

 

例えば、

目的が、

身体の不自由を感じる事なく自分の好きな運動を制限なく楽しむ!

であれば、

 

目標1は、腰椎の緩和

これが達成されたら、

 

目標2は、柔軟性とバランス力の向上

 

この目標2の基準を決めても良いのですが、数値で決めなくても、その方向性だけ決めておいて、あとでグラグラする種目があればその種目が「安定して10回連続で出来るようになる。」

とすればOKとしています。

 

あれこれ決めすぎるより、動きながら状況を見ていけば、

お客様の「どうしたい」「どうなりたい」が色々出てきます。

 

 

パフォーマンスを上げたい

 

上記のように、目標1.2とクリアしていったら、その過程で出てくるお客様の本音を使って、目標3.4とまた設定していきます。

その目標をクリアしていく毎に、目的にどんどん近づいていければ目標設定が正しかったという事。

 

この目標設定→クリアのゲームを続ける理由は何かと言うと、

 

お客様のパフォーマンスを上げたいから。

 

木島の思うパフォーマンスと言うのは、

どれだけお客様が嬉しい気持ちになったかの回数や気持ちの大きさです。

 

目標に向かって行う努力の過程そのものが楽しかったりするし、クリア出来れば達成感が味わえて更に嬉しくなります。

 

違う目標を立ててまたクリアすれば、その数だけ出来る事や能力が上がったという事です。

 

そうなると、いろんな事が出来て生活が楽しくなるのではないでしょうか?

 

身体作りは、目標を何度も立ててはクリアしていく過程を楽しむと、結果的に理想の自分の願う身体になっていきますよ。

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