ストレッチポール活用法 #306

ストレッチポールの特徴

 

フィットネスグッズの1つにストレッチポールというフォームローラーがあります。

 

ロングセラー商品でフィットネスクラブやネットでも一度は見かけた事があるのではないでしょうか?

 

私も、もちろん持っています。

 

このストレッチポールですが、基本的な使い方は、ストレスポールの上に仰向けになりリラックスする事です。

 

円柱形の棒状をしているので、その上に寝ると、頭から背骨、骨盤にポールが当たり強制的に身体が真っ直ぐの正中感覚が養え、

肋骨は床に接していないので、胸が自分の重みで伸ばされ、負担なく胸を拡げる事ができます。

これが大きな特徴で、姿勢矯正に効果的です。

 

また、円柱形なので横に転がりますから、手や脚を上げると身体に回転の負荷がかかるので、それに耐える体幹の刺激も起こせます。

 

10年くらい前からの筋膜リリースブームにより、程よい硬さのストレッチポールもリリースグッズとしての活用も注目され、

姿勢矯正、体感トレーニング、筋膜リリース、多様に使えるフィットネスグッズです。

 

動かす前に

ストレッチポールを買うと冊子が付いてくるのですが、その中で紹介されているのがベーシックセブンというエクササイズがあります。

 

私はこのベーシックセブンとそのアドバンスのエクササイズを講座で学んでいますが、

その動きだけを真似た、効果を出せない方法で行なっている事をお客様から聞きます。

 

ストレッチポールをどのように使っているかを聞くと、ベーシックセブンの事をお話しされるからです。

 

何がいけないかと言うと、

ベーシックセブンは、身体の過緊張や左右差を改善させつつ、関節可動域を拡げて、姿勢矯正を行っています。

 

ですが、動きを意識し過ぎていると、過緊張を起こして逆に身体が硬くなってしまいます。

 

緊張と緩和をリズミカルに行う事で脱力出来るようにする事で力みを抜き、

動きづらい関節や左右差を感じながら感覚を研ぎ澄ます事を意識しないと、

 

ストレッチポールの効果を最大限に得られません。

 

肩甲骨が浮いている

ストレッチポールの大きな特徴として、肩甲骨と肋骨が床に接せずに宙に浮いている事です。

 

これによって肋骨と肩甲骨は摩擦から解放されて、自由に動く事が出来ます。

 

なので、ストレッチポール上で呼吸をすると背中に空気が入っていく感覚をえられやすく、呼吸の仕方が分かりやすいです。

 

また、肩甲骨を動かす感覚も得られやすいので、プルオーバーやオーバヘッドリーチのような、

肩甲骨を意識的に動かすエクササイズに有効です。

 

逆に肩甲骨を動かさないように行う、ベンチプレスやダンベルプレスなどは、摩擦抵抗を利用できず、

背中の筋肉を確実に働かせないと動作が安定しなくなるので、

 

モーターコントロールのトレーニングにも有効だと思います。

 

ストレッチポールは使い方次第で多様な効果を発揮するツールです。

 

上手く活用すると姿勢や動作がキレイに変わりますよ。

 

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