トレーニングでグラグラしなくなる背骨の使い方 #99

背骨のポジションを維持する

 

トレーニングをしていると、身体がグラグラ動いて安定しない事があると思います。

 

特にダンベルやバーベルを使ったフリーウェイトの時に起こっているはずです。

 

ダンベルやバーベルはマシンのように軌道が安定していないので、自分の力でウェイトをコントロールする必要があります。

 

その時に、腕でコントロールしようとすると上手くいきません。

 

手にウェイトを持つので、どうしても腕でどうにかしようとしてしまうものですが、

そうすると、首が力んでしまってその下、体幹に力が入らずコントロールを失い、動作もぎこちなくなります。

 

では、そのウェイトコントロールの仕方は、

 

手から遠い身体の中心、背骨のポジションを固定します。

 

胸の種目、ダンベルフライであれば、

胸椎を伸展させた状態でロックします。

 

「ロック」して、

胸椎を動作中動かないようにする事で、胸椎の横にある肩甲骨も動かず、

その端の肩の位置が安定するので、腕の軌道が一定になります。

 

力の入れ方

 

その胸椎伸展位を維持するには、コツがあって、ボトムポジションでは胸のストレッチがかかりますから自然と胸椎も伸展位になります。

 

ですが、トップに戻す時に背中が丸くなりますから、ここで胸を天井に突き出すようにして胸椎伸展を強調させます。

 

腕が身体の前に位置すると、肩甲骨は腕の動きにつられて前方に移動します。

 

そうなると背中は丸くなるので、この自然な動きを邪魔するように真反対の動きをする感じです。

 

そして、手の位置がトップポジションに戻るまで胸は張りっぱなしにすると、胸椎伸展位が終始維持出来ます。

 

この方法でダンベルフライ含め胸の種目を行うと、肩甲骨の間の下辺りが痛くなるくらい背中の筋肉を使います。

 

 

背骨を意識して動く

 

前述のように身体の中心、背骨を意識しながらトレーニングをする事で、動作の安定性を得る事が出来て、主動筋が適切に働きトレーニング効果を引き出します。

 

身体を安定させるには、身体の中心から遠い部位で抑えようとしても中心が動いてしまったら、その動きが小さな角度でも、末端は大きなズレを生みます。

 

ですから、中心の背骨が動かないように意識をする事で、末端のブレを最小化させると、身体はグラグラする事なく動作を完遂出来ます。

 

トレーニング効果を最大化する為にも、背骨のポジションを考えてトレーニングをする事をオススメしますよ。

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