脳は上書きされる
日々お客様のトレーニング指導をしていると、前回まで出来なかった事がいきなり出来てしまう状況が現れます。
トレーニングの成果は右肩上がりで進む事はなく、2次曲線のようにどこかの地点で急上昇していく成長の仕方を見せます。
この間も、スプリットスタンスを取った時点でフラフラしてバランスが取れなかったお客様が、
少しもグラつく事なくバランスが取れて、スムーズにスプリットスクワットが出来るようになりました。
そのお客様も驚いていらっしゃいました!
このような事は多々あるし、木島としては上手く出来るようになる事を分かっているので、
お客様がどうしても出来ない時も、焦る事なく指導する事が出来ます。
ただし条件があって、成長に向けて正しくトレーニングを繰り返した場合に限ります!
正しいフォームでトレーニングを続けないといけません。
脳は上書き機能を持っているので、ダメなフォームで行うとそのフォームが記録されて、次のトレーニングでは正しいフォームではなく、ダメなフォームを選択して行ってしまいます。
信じて続ける
ダメなフォームで行ってしまう理由として考えられるのは、
1.正しいフォームを覚えていない。
2.自分1人だと正しく出来ているか不安であれこれ考えすぎる。
3.回数や重さを増やす事を優先している
4.間違ったフォームを教えられる
(狙いとは違ったフォーム)
などがありますが、
1の場合はまずは覚えてもらう事が先決ですが、
2〜4の場合は、初めに覚えたフォームが自分の理想の身体になる為の方法である事に自信が無くなったり、焦ってしまった時に起こり得ます。
パーソナルトレーニングを受けた場合であれば、
その時の指導で、トレーナーの説明に納得をして、実際にトレーニングをした時の感覚が身体が変わりそうな予感を感じたなら、その自分の感覚を信じてやり通すと、
正しいフォームが脳に刷り込まれて、フォーム習得が可能となります。
いつの間にか出来るようになる
目的・目標に対して正しい方向に向かった方法でトレーニングを続けていれば、確実に身体は変わっていきます。
初めはやった事のない事を行うので、次にどうやって動かせば良いか分からず、予測が出来ないので上手くいきません。
でも、何回か繰り返していくうちに、負荷の入り方、バランスの崩すタイミング、力の入れ方が分かってくるので、予測が出来るようになりますから身体の動かし方を調整出来るようになります。
そして、更に繰り返していくと調整力が高まっていって、
いつの間にか出来るようになる時が来ます。
この時までは根気良く自分を信じてトレーニングをしていく忍耐強さが必要ですが、
これは避けては通れない事で、
あと一歩で届くのに、「結果が出ない」と諦めて辞めるか、
信じて続けて成果を掴み取るかの分岐点となります。
トレーニングは、自分が正しいと実感した方法をしぶとく続けていくと、
気づいたら身体が理想の方向に変わっているはずですよ。