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可逆性の原理
人間の身体は環境の変化に順応しますが、それは良くも悪くも、扱う人次第で身体の変わり方が違います。
トレーニングをガンガン続けている人は筋肉が大きく、
何もしていない人は、筋肉は小さく引き締まりもありません。
でも、トレーニングを続けていた人もやめてしまうと筋肉は小さくなり、トレーニング前の身体に戻っていきます。
これをトレーニングの原理原則では、可逆性の原理といっています。
トレーニングをしていて、将来も今の身体を保ちたいならトレーニングを続けるしか方法はない事を示しています。
(今のところは。今後別の方法が生まれる可能性もあります。)
落ちる能力
トレーニングをやめるとすぐに心肺持久力と筋持久力が落ちます。
数週間で落ちるので、あっという間です。
疲れやすくなった。
体力が落ちた。
と感じるのは、この持久力が落ちた事が影響しているはずです。
逆に筋力というのはすぐには落ちなくて、筋肉も食事が減らなければ保たれます。
なので、歳をとって筋肉が落ちたと思うのは、筋肉が少なくなったと言うより、
持久力が落ちて疲労を感じやすくなった事と言えそうです。
疲労を感じやすくなれば、感情がネガティヴに向かいますから、
出来るだけ楽しく毎日を送りたいなら、トレーニングを続けて体力を高めておく事が有効だと思います。
自分にとって何を優先するか?
仕事が忙しくて。
資格を取る勉強に集中する為に。
引っ越して家から遠くなったから。
痛みがなくなったから。
目標値まで痩せたから。
など、
これらの理由でトレーニングをやめてしまうと、身体が元に戻ってしまうのでもったいないです。
もちろん、自分が何を優先するかは自由ですが、
身体つくりにおいては、ストック機能はありません。
いつでもフローしかないです。
やめた時から少しずつ得た効果はなくなっていきます。
トレーニングをしているなら少しでも良いので続けていると、身体にポジティブな効果が必ずありますので、
もしトレーニングの継続に迷われているなら、
やめる選択肢はしまっておくことを考えても良いと思います。