変わらないのは改善をしないから #276

トレーニングと運動の違い

 

トレーニングをしているのに身体が変わらない場合、

 

考えられるのは、

 

それはトレーニングではなく運動をしていたという事。

 

運動、スポーツ、トレーニングは、似ているようで全く違うものですから、

この理解なしに身体つくりはありえないと思っています。

木島が考える各定義ですが、

 

運動は、身体を動かせば運動となります。身体の一部でも全身でも動かせばそれは運動です。

 

ストレス解消や楽しさを得る為に行うのは運動です。

 

スポーツは、ルールに則り勝敗がつく運動です。

 

ルールがなければ競技の特徴はなくなり、ルールがあるからその制約の中で技術が高まり、魅力が生まれると考えます。

 

そしてトレーニングは、何かしらの身体的向上を目指した活動です。

 

またトレーニングは局所的な性質(特異性の原理)を持っているので、向上させたい事を明確にしないとトレーニング効果を得る事が難しくなります。

 

 

身体は効率化する

このように、同じように思える運動、スポーツ、トレーニングは各々に特徴があり、それらを理解しないと、

それぞれの効果を感じる事ができません。

 

勝ち負けで競い合いたくないなと思ってスポーツをしても、楽しめないし、上手くもならないはずです。

(人それぞれの考え方があるでしょうが、皆んなで分かち合う喜びや、達成感、充実感を得る事は難しいと思います)

 

トレーニングをしようとしているのにそれが運動になっていれば、身体は変わりません。

 

これはどういう事かと言うと、

 

脚を引き締めたいと思ってスクワットをして、初めは筋肉痛も出て良い感じと思っていたけど、

続けていくうちに楽になって効果を感じなくなる。

 

このような場合、スタート時はトレーニングになっているけど、後半は運動になっているケースです。

 

身体は効率化していくので、同じ事を続けていると省エネでその動作が出来るようになりますから、

楽に動く事が出来てしまいます。

 

トレーニングをする場合、この現象がきたら次の手を打たなくてはそれ以上の向上が見込めませんので、

トレーニングを再考しなくてはなりません。

 

 

負荷を変えるから変わっていく

身体が効率化したタイミングがきたら、まずは負荷を上げる事を考えます。

 

今まで10回スクワットをしていたのを15回に増やす。

 

1セットを2セット。

 

5kgを8kgにアップ。

 

など、

 

負荷を上げていくと身体の応答が変わり、身体の変化が起こり出します。

 

トレーニングは何かしらの身体的向上を目指す活動ですから、

楽だったり、簡単なのは、

何かおかしいと考えてみると良いです。

 

フォームが雑になっている事もよくある事ですし、前述のように、負荷に慣れてしまっている事も考えられます。

 

トレーニング効果を感じない時は、今行っている事が楽になっていないかを思い返してみて、

負荷の調節をしてみる事をオススメします。

 

身体つくりは、毎日の改善の積み重ねです。

 

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