効かす事は重要だけど、痛めない動かし方の方が最優先 #175

痛めたらトレーニングの意味がない

 

健康の為、スタイルアップの為、スポーツパフォーマンスアップの為、

 

これらの目的でトレーニングを行う事が多いと思います。

 

身体の改善や向上を目指した活動ですから、トレーニングをする時に身体にとってマイナスの影響を考える事は、殆どの方はないのだと思います。

 

ですが、トレーニングをして、肩や腰、膝を痛める方はいらっしゃいます。

 

健康の為にトレーニングを何年も何十年もしてきたけど、

始めた時はなんともなかった腰が痛い、膝が痛い。

これでは、トレーニングによって身体を壊して健康を損ねた事になります。

 

向かいたかった方向の真逆です。

(健康→不健康)

 

そして痛めたら、トレーニングに制限がかかり、身体作りの進行が遅れます。

 

トレーニングをした後、翌日に腰や膝、肩が痛いのなら、

関節に過剰な負担をかけた方法でトレーニングをしている可能性があります。

 

各関節は動く方向と範囲がそれぞれ決まっています。

 

それを無視して動かしてしまえば、健康の為のトレーニングが、不健康の為のトレーニングに変わってしまいます。

 

 

 

使いたくない筋肉は使ってはダメ

 

関節を動かしているのは筋肉です。

 

なので、関節が余計な動きをしていたら、その余計な動きの力を出している筋肉が働いている事になります。

 

本来は使いたくない筋肉なのに、活動させたらその筋肉が発達する可能性が生まれます。

 

太くしたくない筋肉が太くなる可能性があると言う事。

 

腕を太くしたくないのに肘関節に力を込める。

 

腿を太くしたくないのに膝関節に力を込める。

 

猫背を改善したいのに、首をすくめて背中が丸まった姿勢で、首・肩が力んだままトレーニングをする。

 

身体の使い方を知らないと、

そんなつもりはないのに、

なりたくない身体に向けてトレーニングをしているかも知れません。

 

腕を太くしたくないなら背中。

 

腿を太くしたくないならお尻。

 

これらの筋肉を確実に使わないと、望む身体にはなりません。

 

 

 

結果を出すプロセス

 

身体作りを成功させるには、目的に合った正しい身体の動かし方があります。

 

トレーニングは闇雲に行っても結果は出ません。

 

その目的の方向へ努力をしないと結果は遠のきます。

 

その為のプロセスに身体の動かし方があります。

 

それは、身体を痛めない関節構造に則った動かし方です。

 

正しいフォームと言うやつです。

 

結果を急いで、急に負荷を上げたり、量を増やしたりすると、

フォームが身に付いていないと、身体は壊れます。

 

関節の動く範囲を超えて無理な方向に動かせば、負荷が大きい程、回数が多い程、痛みの発生率は高まります。

 

逆に正しいフォームで、適切な負荷と量を行えば、身体は向上していきます。

 

身体作りは、結果を求める前に、身体を痛めない身体の動かし方を身に付けると、

止まる事なく身体が変わっていきますよ。

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