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腹直筋も働いている
腹筋運動のバリエーションとしてツイストする腹筋があります。
このエクササイズで鍛えるのはお腹を斜めに走っている腹斜筋です。
ボディメイクならば、
お腹のくびれを作りたい時に行ったり、
スポーツパフォーマンスアップであれば、
スイングや投動作などの向上のために行ったりします。
そのツイストですが、やり方として左右交互に捻る事が多んじゃないかと思いますが、
木島は交互には行いません。
片側ずつ行います。
理由は、腹斜筋の前に腹直筋が潰れるからです。
体幹を捻る動作、特に身体を起こしながら捻る場合は、お腹の真ん中腹直筋が常に働きます。
やってみると分かりますが、交互にやるとキツくなるのは腹直筋です。
20回交互にツイストしたら、左右の腹斜筋は各10回、腹直筋は20回やっているようなものなので、当然腹直筋が1番キツくなります。
逆に片側ずつ行うと、肋骨の下辺りの腹斜筋が痛くなるのを感じられるはずです。
肋骨に骨盤を近づける
ツイストする時のポイントは、
肋骨を骨盤に近づけるように動かす事です。
腹斜筋の走行の向きに従って動かします。
無理矢理捻るようにしないで、腰と骨盤は丸めたまま腹筋を働かせ続けた上で、
左にツイストするなら、右肋骨を左骨盤に近づけるように胸を左に軽く向けていきます。
動きがロックしたら、腰と骨盤は丸めたまま腹筋の力を抜かずに胸を正面に戻していきます。
セット中常に腹筋の力を抜かない事と、腹斜筋を最大限収縮させる事が重要です。
捻りすぎない
ありがちな動かし方として、後ろを向くくらい捻ろうとするケースがあるのですが、
それは股関節や首の動きも使っているのでNGです。
腹筋のみを鍛えたいなら余計な動きを足すと上手くいきません。
腹筋は骨盤と肋骨を繋いでいますので、胸椎と腰椎の回旋は起こしますが股関節の回旋には働きません。
体幹を最大にツイストしても50度程度しか動きませんので、斜め前方を向くくらいの動きの幅ですから、
身体を大きく回そうとしても、それは腹筋ではない筋肉の働きとなってしまいます。
腹斜筋を鍛える為にツイストするなら、骨盤が動かないようにして肋骨を横に向けるような動作を心がけると、
がっちり腹斜筋に効いてきますよ。