ビビってやらないより、思い切って試した方がトレーナーとして成長する #83

行動しないと始まらない

 

何かを変えたいと思ったら、自分の願う状態を手に入れる為に、そのゴールに向かう方向に対する行動をしないと、何も変わる事はありません。

 

パーソナルトレーナーという仕事も同じです。

 

これまで、多数のトレーナー育成をしてきた経験から思う事です。

 

アスリートを指導したければ、サポートしたい競技の事(競技特性、ルール、年間スケジュール他)や性別・年代別の特徴をリサーチして、必要な知識を勉強しなくてはいけません。

 

高齢者を指導したければ、高齢者特有の疾患や状態と運動リスクについてリサーチと対応方法の知識を勉強して、

コミュニケーションの仕方に対しても繊細に気をつけなければなりません。

もちろんその勉強もするべきです。

(トレーニングの専門知識だけでは足りない)

 

そして、

「こんな方達をサポートしたいなー」

と思うだけでは何も起こらないので、どこに対象者がいるのか、お客様になってくれるのかをリサーチ、発信してコンタクトを取らなくてはスタートを切る事が出来ません。

 

勉強して知識や技術を得たとしても、それを使わないと、お客様の身体の改善に役立つ可能性は0です。

 

行動をしないと何も生み出す事は出来ないはずです。

 

 

危ない事はやらない

 

しかしながら、何でもかんでもやれば良い訳ではないので、

お客様に指導や施術をする場合は、そのお客様にとっての禁忌はしてはいけません。

 

目的・目標から外れた事をさせてもダメです。

 

ダイエットが目的なのに、モビリティドリルを延々とやらせたりしても、お客様の意向と反しているので、割合を調整するべきです。

 

セッションは練習の場ではありませんので。

 

また、出来そうもない事をさせてはいけません。

 

自体重のウェイトでスクワットが出来ないのに、ジャンプをガンガンさせたら膝・腰をケガさせてしまう可能性が高いです。

負荷に対しての身体強度が追いついていませんので、進行のステップは1段ずつ進めていかないとお客様に不利益を与えてしまいます。

 

自分のやりたい事ではなく、お客様にとって目的・目標に近づく為の事を、今の状態に合わせて提供、指導しなくては、理想の身体へ導く事は不可能です。

 

 

トライ&エラー

 

でも、今よりもお客様をより向上させて、自分も成長をするならば、

新たな試みを実行しなければ大きな変化を得るのは難しいですから、

考え抜いた上で必要なアプローチはトライしてみるべきです。

 

お客様の身体を見立てて、

「これだ!」と思った事は、やってみます。

 

現場では、エビデンスがこうだからと言っても、教科書通りの事などキレイに起こるはずもなく、ほとんどが例外ばかりです。

 

なので、その瞬間瞬間で頭の中をフル回転させながら、自分の中での最適解を出して、トライ&エラーで試していくしかありません。

 

そのフィードバックを受けながら、お客様と一緒になって(なのでセッション)、その方に合ったオーダーメイドの指導や施術を行う事で、目の前のお客様の身体が高い確率で向上していきます。

 

そしてその自分の経験の積み重ねがトレーナーとしての実力に繋がっていきますので、

怖がらずに、自分の見立てを信じて安全を確認した上で、新たな指導や手技を提供していくと、

お客様にとっても改善・向上の一歩が大きくなっていくと思いますよ。

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