なぜ痩せたいのか?
ダイエットを希望されるお客様は年中いらっしゃいますが、
なぜ痩せたいのか?
その理由を掘り下げて説明できるお客様は少ないです。
(言いづらい面もあると思いますが)
痩せる選択は、目的達成の為のマストなのか?
この説明が出来ないと、目標の数値まで痩せても、目的が叶わない可能性があります。
もし、目的への方向性がズレていればダイエットの努力が水の泡になります。
膝痛、腰痛の緩和の為に減量するのは、荷重の免荷の為で、それは有効であると思いますし、
健康診断の数値改善の為に体重を減らすのは大切ですが、
見た目を自分の理想へ変えたいのであれば、痩せる以外の要件にも取り組まないと、満足が得られないはずです。
なので、
痩せる事が目的達成には必要だと言える理由を整理しておく事が、
ダイエットをする前の準備に必要となります。
どんな自分に見られたいのか?
痩せる理由を考える時に、
どんな自分に「見られたいのか」
を設定する事は重要です。
人は他人をそれ程細かく見ているわけではないですが、視界に入れば何かしらの印象を持って人を評価しています。
清潔感がなければ、嫌だなと思うし、
目を引くスタイルや所作で、思わず見てしまう存在感を感じたりします。
では、自分は他人からどう見られたいのか?
この問いに答えられないと、身体作りの方向性が決まらないので、ダイエットが必要なのか、必要ならどのくらい減量すれば良いのか、分かりません。
ダイエット含めた身体を変えたい願いがあるという事は、今までの自分と違う自分に変わりたい気持ちがある事と思います。
その為に、物事を思うように進めるには印象操作は必要ですから、
自己満足だけでは何も変わらないので、他人が自分の事をどう見ているのかを考察して、自己評価と他者評価を合致させる事は、
身体の見た目を変えたいなら必要な事です。
(ダイエット指導を謳っているトレーナーであれば、ダイエット希望のお客様より太って見えていれば依頼はないでしょう)
総合力を高める
今の身体を変えて、
モテたい(他人に良い印象を与えて自分の希望を通したい)場合、
痩せるだけでは足りない事があります。
○猫背のように姿勢が悪ければキレイには見えません。
○髪や爪、肌の張りがなければ健康的な魅力を感じません。
○髪型が整えられていて、洋服はサイズが合っていて清潔な状態が保たれていなければ、ダラシなく映ります。
○ガニ股や内股、左右に揺れるような歩き方であれば、上品な印象は与えられません。
どのような人達に印象良く思ってもらいたいのか?
そのターゲットとなる他者の目に映る自分は何が足りないのか?
どうあるべきなのか?
仕事で信頼を得たいなら、体型管理された姿勢の良い引き締まった身体の方が良いでしょう。(ダイエットと筋トレが必要)
優しくて相手の心が落ち着くような印象を与えたいなら、痩せすぎず少しふくよかでいつも笑顔を見せている方が良いかも知れません。(ダイエットの必要がない)
目的とターゲットを明確にして、なりたい自分を細分化してみると、
今取り組むべき事が総合的に見えてきて、身体作りの計画が質の高いものに変わりますよ。