背中を鍛えて美姿勢を作るなら肘は伸ばしたままにする #498

 

神奈川県藤沢市にあります

フィットネスクラブ

「ティップネス藤沢店」

にてパーソナルトレーニング指導をしております。

 

腰痛・肩こり・膝痛、ツラい慢性痛を改善して、

その先のアクティブな生活へ導く!

 

ストレッチ×体幹トレで、

『痛みに悩まない自由に動く身体をつくる

動作改善スペシャリスト』

の木島直輝(きじまなおき)です。

 

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人生100年時代、シニアになっても背筋が伸びた姿勢で颯爽と歩く〈心身豊かな生活〉を送る為の「痛みなく動ける身体つくり」に貢献する

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ことを目的としたトレーニング指導をしております。

 

ブログでは、日々のトレーニング指導で考えていることや指導のこだわりを綴っており、

読者の皆様の身体つくりと健康に少しでもお役に立てれば幸いです。

 

★木島直輝プロフィール

https://kijima-blog.com/kijima-profile/

 

背中の筋肉は肘を動かさない

猫背や脇のたるみを解消して、姿勢をキレイにしたいと思い、背中のトレーニングをさせた経験はあると思います。

 

その時の背中のトレーニングで効果はありましたか?

 

もし効果を感じなかったのであれば、勘違いをしたままトレーニングをさせていた可能性があります。

 

その勘違いは、腕でバーやダンベルを引いてしまっている事。

 

もう少し詳しく話すと、

肘から動き出して肘を曲げすぎている事です。

 

背中の代表的なエクササイズは、ラットプルダウンとローイング。

 

これらは、ウェイトを手で持って引く動作なので、どうしても肘も関与します。

 

なので、物を引く時には普段慣れている肘を曲げて、腕の筋肉で何とかしようとしてしまいます。

 

背中の筋肉は、肩甲骨か上腕骨に付いていて、肘を超えて橈骨や尺骨に付く筋肉はありませんから、

肘を動かす事はありません。

 

肩甲骨を動かす

背中の筋肉は、肩甲骨と上腕骨を動かします。

 

姿勢作りにおいては、背骨を伸ばす事が大事だと考えており、

丸くなりやすい胸椎の伸展可動域を拡げる事が重要です。

 

特に、胸椎と腰椎の境目、胸腰移行部が丸くなり硬くなっていて、その箇所を反る事が出来ない方は多いです。

 

ですから、胸腰移行部を伸ばすアプローチが姿勢作りでは必須ですが、

その時に鍛えたい筋肉が、胸腰移行部付近にある僧帽筋下部です。

 

この筋肉は、肩甲骨を下方に引き下げる働きをしますので、

肩甲骨を下げる事で、背骨が引っ張られて胸椎伸展方向に動いてくれて、

背筋の伸びた良姿勢を作る事が出来ます。

 

肩甲骨と肘を分離する

この肩甲骨を下げる動きをする事が姿勢作りでは重要ですが、

ラットプルダウンやローイングといった種目で、その動きをしようとする時に大切な事が、

肘を伸ばしたままにする事です。

 

肩甲骨を動かそうとした時、一緒に肘が曲がってはいけません。

 

背中の筋肉の働きと肘の動きは関係ありませんから、

肘が曲がるのなら、腕の筋肉が働いてしまっている事になります。

 

それでは、背中のトレーニングになりません。

 

肘を伸ばしたまま肩甲骨を下げる動きだけでも、姿勢改善のトレーニングになりますから、

それだけでも良いのですが、

 

肩甲骨と肘を分離した動かし方が出来た方が、身体の操作性を高めて、より良い姿勢作りには有効と考えますので、

肘を伸ばしたまま肩甲骨を下げ切り、肩甲骨を下げる意識を保ちながら、背中の力が抜けない位置まで肘を引きます。

 

そうすると、背中の真ん中のエリアにずっと筋肉の収縮感を得られます。

 

美姿勢作りで背中をトレーニングする時は、肩甲骨と肘は別々で動かせられると、

キレイな姿勢に変わっていきますよ。

 

それでは、また明日!

 

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