重心位置を高く保ってキレイに歩く #260

重心移動の落差を最小にする

 

背筋が伸びて脚が真っ直ぐに颯爽と歩く姿は美しいです。

 

そのように歩く為には、どうすれば良いかと言うと、

 

重心位置を高く保つ事

 

です。

歩いている時、重心の高さは変わらないように思えますが、実際は上下に動いています。

 

この落差が大きいと膝の屈伸運動が強く、膝が折れ曲がるような歩き方になって、

 

歩き方が不自然で、膝や足首、足裏に負担がかかります。

 

 

片脚立ちの安定性

歩行時に重心が高い瞬間というのは、

 

片脚立ちのフェーズになります。

 

歩行は、片脚立ちと両足立ちのフェーズが繰り返されるのですが、

片脚立ちの方が重心が高くアンバランスです。

 

片脚立ちの方が不安定であるのは経験的に分かると思いますが、

 

重心が高いほど、支持基底面(身体を支える床の面積)が狭まくなるほど不安定になるので、

片脚立ちは重心位置が高くなり、支持基底面は一足分しかないので非常に不安定な状態となります。

 

なので、歩行をキレイに行うには、片脚立ちで安定力が高い能力を持ち合わせていないと難しく、

片脚立ちでバランスが保てる力が必要となります。

 

 

体幹を使う

その為には、頭〜脊柱〜骨盤のポジションをコントロールする、

 

体幹力が重要になります。

 

片脚立ちになると、骨盤を引き上げる為に反対側のお尻の筋肉が収縮し、

その骨盤や脊柱の位置を保つのにお腹や背中の筋肉を活動させます。

 

これらの筋肉が働かないと、骨盤から上、上半身がグラグラしてしまうのでバランスを失い、片脚立ちは出来なくなります。

 

なので、体幹をトレーニングして姿勢を維持する能力を鍛えておくと、

立ち姿勢、歩き姿がキレイになります。

 

ちなみに、体幹を働かせてキレイに歩く方法は、

 

天井から頭のてっぺんを糸で吊るさせたような、

アゴを軽く引いて背筋を伸ばした姿勢(胸は張らない)で歩く事です。

 

これで重心は高くなり腹筋を使いやすくなるので、腕が適度に前後に振れて歩幅が伸びた、

キレイな歩き姿になりますよ。

 

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