神奈川県藤沢市にあります
フィットネスクラブ
「ティップネス藤沢店」
にて活動しております
ストレッチ×体幹トレで
『痛みに悩まない自由に動く身体をつくる
動作改善スペシャリスト』
の木島直輝(きじまなおき)です。
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人生100年時代、シニアになっても背筋が伸びた姿勢で颯爽と歩く〈心身豊かな生活〉を送る為の「痛みなく動ける身体つくり」に貢献する
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ことを目的としたトレーニング指導をしております。
ブログでは、日々のトレーニング指導で考えていることや指導のこだわりを綴っており、
読者の皆様の身体つくりと健康に少しでもお役に立てれば幸いです。
★木島直輝プロフィール
https://kijima-blog.com/kijima-profile/
頭を首の上でバランスよく乗せる
首・肩コリがつらいとおっしゃる方に共通するのは、首の筋肉の硬さです。
首の筋肉は頭・首から肩甲骨・鎖骨に付きますので、肩と首がつらくなるのは簡単に想像が出来ると思います。
肩コリがつらいと思って触る箇所も首の筋肉です。
この筋肉が硬くなる姿勢は、アゴを前方に突き出した姿勢が、多く見られると感じています。
アゴが前方に移動するば、後頭部は後ろに倒れて頭の位置のバランスをとります。
そうなると、首の筋肉は縮んで首が短くなって、肩が前方に巻き込まれる巻き肩になり、
その姿勢を続けていれば、首の筋肉はずっと縮みっぱなしなので、筋肉は硬くなり血行不良をきたして、肩コリを起こしてしまいます。
そうならない為には、アゴが引かれて頭が上に持ち上がり、
首の上に頭の前後がバランス良く乗っている状態にする事が大切です。
肩甲骨を下げる
その為の方法として、肩甲骨を下げる身体の動かし方を身につける事があります。
肩甲骨を下げると、肩甲骨は同時に後ろに倒れる後傾をするので、肩は後ろに引かれて胸が拡がり、背筋も伸びます。
そうなると、首も後ろに移動してアゴが自然と下に落ちて、アゴを引いた姿勢を作る事が出来ます。
この姿勢が定着すれば、首の筋肉の過緊張が緩和して、肩コリも楽になっていくはずです。
肩甲骨より下の筋肉を働かせる
では、どのようにして肩甲骨を下げるのかと言うと、
椅子に両手をついてお尻を持ち上げようにすると、首が伸びて、脇や背中の真ん中に筋肉の収縮感を感じると思います。
これが、肩甲骨を下げている状態です。
分かりづらければ、首をすくめるように肩を目一杯上げてから力を抜いて肩を落としてください。
何度か繰り返して首の緊張を解します。
それから、肩甲骨を下げる運動を行うと動かしやすくなります。
この時に使っている筋肉が肩甲骨の下に位置する筋肉です。
主に、広背筋、僧帽筋下部です。
肩コリで硬くなるのが首の筋肉、僧帽筋上部。
僧帽筋上部と僧帽筋下部は真逆の動きをするので、上部が縮んで硬ければ下部は機能しにくくなり、
肩甲骨を下げられずに上がってしまいます。
その状態を改善するには、僧帽筋下部を機能させて肩甲骨を下げるトレーニングをすると、
肩甲骨が下がった姿勢を維持しやすくなり、肩が楽になります。
肩コリがつらい方は、首の筋肉を緩める事と同時に、
肩甲骨を下げる事も意識してみてください。