姿勢作りはランジを活用する #21

姿勢は動きの癖を表す鏡

 

姿勢をキレイにする姿勢作りのトレーニングで大切にしている事ですが、

 

それは、

トレーニングをスムーズにキレイに行う事。

 

お手本のような動きを目指します!

 

理由は、

姿勢と言うのは、動作を一瞬一瞬切り取ったその時の体勢と捉えていて、

姿勢の連続体が動作という考えを支持しているからです。

 

立ち止まっている時の姿だけが姿勢ではないので、

 

良い姿勢とされる

耳-肩-大転子-膝-外くるぶし

を通る線が一直線の状態に近づける事から始めずに、

 

行う動作がキレイである事を優先してトレーニングを行うと、

結果として、上記の姿勢に近づくと考え指導しています。

 

なので、

動きの癖は立ち姿に表れ、

動作がスムーズでキレイでなければ、姿勢作りは上手くいきません。

 

 

片脚立ち

 

生活する上で「歩く」という動作は毎日している事と思いますが、

この歩いている時は、交互に片脚立ちを繰り返しています。

 

ですから、

片脚立ちの安定性が乏しければ、大きなストライドでリズム良くキビキビとキレイに歩く事が出来ませんので、美しい姿勢は作れません。

 

その為、片脚立ちの安定性が高まるトレーニングが、姿勢作りには有効と考えています。

 

 

お尻に効くランジのやり方

 

片脚立ちのトレーニングで木島が良く指導するのがランジです。

 

良く行うのは片脚立ちではなく、前後に足を開いたスプリットスタンスでスクワットをするタイプです。

 

このランジが上手く出来たら、ステップを加えたり、多方向に動いたり発展させていきます。

 

ではそのやり方のポイントですが、

ランジは、足を前後に開いた姿勢でスクワットを行う動作です。

 

このランジは、歩行であれば、片脚立ちに移行するスタンスで行いますから、前脚に荷重のウェイトを大きくして、前脚のお尻を中心に鍛えていきます。

 

歩行で踵接地時には、お尻を使って身体が前方に倒れないように骨盤を後ろに引っ張って身体を支えますので、荷重時にお尻を機能させる事はとっても大事です。

 

その為、だいたい、前脚7・後脚3の割合で荷重分散をして前脚に負荷が大きく掛かるようにします。

 

その時に重要なのは、後脚の踵上げキープ。

 

後脚の踵が上がっていなければ、重心が前方移動出来ず前脚荷重がかなわないので、前脚のお尻を鍛える事が難しくなります。

 

また、後脚の踵が前後に動いてしまうと、前後左右に重心が動いてしまうので、バランスが崩れて、これもまたお尻に入る負荷が不安定になり、お尻とバランス力を鍛える事が出来なくなります。

 

そして、前脚の踵全体(足裏の後ろ半分)に体重を乗せて、動作中ずっと踵荷重を徹底します。

 

特にしゃがんでから立ち上がる切り返し局面!

 

このタイミングで踵荷重ではなく、爪先に動いてしまうとお尻が反応せず、狙ったトレーニングが出来なくなります。

 

必ず踵荷重を意識します!

 

すると、お尻にも効くし、力のベクトルが常に上方向に一定して向くので、バランスも安定して片脚バランスの感覚が養えるはずです。

 

姿勢を整えるなら、ランジを試してみる事をオススメしますよ。

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