首コリは背中を伸ばしてみる #13

猫背

全身ストレッチを施して、

 

○肩の可動域も拡がり、

○腰も捻りやすく、

○前屈・後屈・側屈も楽に動くようになり、

○身体が温まり軽くなった感覚が出て、

○全体的にはスッキリしたんだけど、

 

首が横に倒れづらい、、、

 

このようなケースのお客様がいらっしゃって、首のストレッチを追加してみても改善するはずなのですが、

このお客様の場合それでは一過性の対処にしかならないと判断したので、

 

別のアプローチをして可動域を拡げました。

 

それは、背中(胸椎)を伸ばす。

 

このお客様は、猫背傾向で首の筋肉が硬くなっていたので、そもそも首を横に倒すと引っかかりはあって、

首へのアプローチはしていたのですが効果が限定的だったようでした。

 

猫背の方は首の筋肉がある理由で硬くなりやすいので、背中にアプローチをかけました。

 

 

頭の位置

 

その理由は頭の位置です。

 

猫背の方は、背中が丸まりその背中のカーブの角度の延長線上に頭がある姿勢を取るので、首に対して頭が前方にある姿勢をとります。

 

でも、それでは前方に重心位置が行き過ぎるので、アゴを上げて頭頂部を後ろに傾け、首が曲がって縮こまるポジションにしてバランスを取っています。

 

これでは、首の筋肉が縮んだ状態が四六時中続くので、首が硬くなり動きを制限してしまいます。

 

なので、首を伸ばして頭の位置を後ろにズラして整えてあげると首の筋肉が伸び負担が軽くなるので、血流促進によって筋肉に血液が巡り弾性が改善され伸長性も増してきます。

 

その頭の位置を戻すのに、背中の丸みを改善する為、背中の骨、胸椎の可動域を拡げていきます。

 

実際にこのお客様の胸椎の進展方向と左回旋の可動域が狭かったので、そこにアプローチをかけました。

 

首は一切触っていません。

 

施術後に首を動かしてもらったら、

首が倒しやすくなって首の重さが消えたようでした。

 

 

日々のケアにはこれ

 

姿勢矯正は日々のケアが1番重要です。

 

身体は取っている姿勢の時間に比例して筋肉の長さが変化してしまうので、

背中を丸めている時間が長ければ長いほど、猫背になって定着していきます。

 

そうならない為に、背中を伸ばす時間を毎日確保する対策が大切です。

 

日々のケアにおススメなのは、

ストレッチポール。

 

ストレッチポールの上で寝るだけなので。

 

手や脚を動かさないで、ストレッチポールの上に両膝を立てて寝て呼吸をするだけです。

 

これ以上しない。

 

余計に動かせば、動かす事に意識がいって、大事なリラックスが出来なくなり効果が低下する可能性があります。

 

ストレッチポールをお持ちの方は、是非使ってみてくださいね。

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