痛みの改善は痛みがなくなってからがスタート #192

マイナスからゼロ

 

痛みの症状が出ているなら、それは身体としてはマイナスの状態です。

 

不快感や痛みによる行動制限や動きの変化が起こるので、正常とは言えないでしょう。

 

痛みという身体からのSOSが出ているから、嫌でも患部に意識が向きます。

 

そうなると、意識が向いて気になってしまうので、症状を改善しようとしてマッサージや整体を受けたりすると思います。

 

治療家から定期的に通ってくださいと言われても、

痛みが続けば通うけど、痛みがなくなった途端に行かなくなるのが大半でしょう。

もちろん商売をしているので、セールストークも含んでいますが、

痛みがなくなったら治ったわけではない事を知っているので、

通ってくださいと言っているはずです。

(トレーニングも同じ事です)

 

 

 

ゼロからプラスへ

 

 

痛みがなくなる。

 

言わば、ゼロの状態になっても何もしないで、これまでの生活を続ければゼロのままです。

 

と言うより、過去の行動からマイナスになったのだから、同じ事を繰り返したら、またマイナスになるだろう事は簡単に予測出来ます。

 

もし、

 

「痛みが出たのはたまたまで、痛みがなくなったから治ったのでもう大丈夫」

 

なんて思っているなら、

 

危機管理意識が低すぎます。

 

試験があるのに「何とかなるわ」と思って勉強せずに試験に臨むのと一緒です。

 

合格するわけがありません。

 

痛みの原因を突き止めて、再発防止に取り組まないと、ゼロとマイナスの行き来を繰り返す事になるかも知れません。

 

そうならないように、

ゼロからプラスに転じられるようにコンディションを高めていく必要があります。

 

 

 

プラスのキープ

 

患部の筋肉が硬くなっていて、その周囲や関連する筋肉も硬くなっているなら、その筋肉をほぐして、血液循環を促進しない事には、痛みの改善には至らないでしょう。

 

そして、その筋肉の状態をキープさせないとまた血行不良で痛みが起こる可能性が高く残ります。

 

そうならないように、筋肉をほぐしたら、その状態を保つ為にストレッチやセルフマッサージなどを続ける必要があるし、

局所の筋肉が硬くなって痛みが出た原因の一つとして、普段の生活習慣がありますので、

日常動作や姿勢の改善、筋力増強も必要でしょう。

 

要は、これまでの生活習慣を痛みなく快適に過ごせる生活習慣に変えなくては、

問題解決にならないと言う事です。

 

これが出来て初めて、

治ったと言えるのではないでしょうか。

 

痛みがなくなっても、それで終わらずに、身体作りの習慣化を目指してみると、

ストレスフリーな快適な生活を送れると思いますよ。

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