動き出す一拍前に準備する #62

動作がブレやすいタイミング

 

トレーニングをすると、

○疲労が溜まったり、

○動作習得がされていないと、

フォームが崩れて、代償動作(エラー)が起こります。

 

このエラーを修正せずにそのままトレーニングを続行すると、

間違ったフォームが刷り込まれて正しくトレーニングが出来なくなり、

怪我のリスクの上昇、狙った筋肉の未発達が起こり、トレーニング効果が減少していきます。

 

なので、フォームは毎回正しく行う必要があって、木島はそこにこだわりを持って指導しています。

 

その動作エラーが起こりやすいタイミングですが、

 

動きの切り返し局面です。

 

特に、ボトムポジションからの切り返し局面です。

 

 

どんなエラーが起こりやすいか確認する

 

例えば、どんなエラーが起こりやすいかと言うと、

 

スクワットであれば、特に起こりやすいのが、

○膝から曲がってしゃがんでしまう。

○膝が内側に倒れてしまうニーイン。

○胸から身体を起こして腰を反る。

 

関節の安定性が低い為に起こってしまう現象です。

 

これらを修正するには、まずは自分がどんなエラーがどのタイミングで起こりやすくなっているのかを知る事です。

 

自分のクセを知る事で、いつエラーが起こるのかを分かっていれば修正をする方法が明確になるので、正しくトレーニングをする準備が確実に出来ます。

 

 

一拍前に準備する

 

そのエラーの修正の仕方ですが、先程のスクワットで起こるエラーで言うと、

ニーインであれば、

これが起こりやすいのが、ボトムポジションからの切り返し局面です。

 

なので、

 

何が→ニーイン

いつ→ボトムポジションからの切り返し局面

 

と分かるので、エラーが起こる直前、動き出す前に対処します。

 

どういう事かと言うと、しゃがんでいってボトムポジションになったら、立ち上がる切り返しの一拍前に僅かに膝を外に開きます。

股関節の外転ですが、これを立ち上がり切るまで意識します。

足裏は全て床に接地している程度の動き幅です。

 

こうするとエラーの反対動作で相殺されるので、ニーインが起こる事はありませんし、正しいフォーム習得の助けになります。

 

ポイントは、動き出す一拍前です。

 

このタイミングでないと修正出来ません。

早すぎても遅すぎてもダメです。

 

正しく動作を行うには、力をどの方向に、どのくらい、いつ入れるのかが重要です。

 

フォームが崩れやすい方は、一拍前の準備を意識してみてください。

関連記事

  1. 身体つくりは質と量を区別する #538

  2. 身体つくりは保険と同じく将来への備え #561

  3. 昔に戻りたくないなら正しく体幹を使ったトレーニングを続けよう…

  4. 体幹を強くするには120%の力を出す #508

  5. 方法に色は付いていないので自分で染める #566

  6. 動かし方を指導するメリット #136

PAGE TOP