動作がブレやすいタイミング
トレーニングをすると、
○疲労が溜まったり、
○動作習得がされていないと、
フォームが崩れて、代償動作(エラー)が起こります。
このエラーを修正せずにそのままトレーニングを続行すると、
間違ったフォームが刷り込まれて正しくトレーニングが出来なくなり、
怪我のリスクの上昇、狙った筋肉の未発達が起こり、トレーニング効果が減少していきます。
なので、フォームは毎回正しく行う必要があって、木島はそこにこだわりを持って指導しています。
その動作エラーが起こりやすいタイミングですが、
動きの切り返し局面です。
特に、ボトムポジションからの切り返し局面です。
どんなエラーが起こりやすいか確認する
例えば、どんなエラーが起こりやすいかと言うと、
スクワットであれば、特に起こりやすいのが、
○膝から曲がってしゃがんでしまう。
○膝が内側に倒れてしまうニーイン。
○胸から身体を起こして腰を反る。
関節の安定性が低い為に起こってしまう現象です。
これらを修正するには、まずは自分がどんなエラーがどのタイミングで起こりやすくなっているのかを知る事です。
自分のクセを知る事で、いつエラーが起こるのかを分かっていれば修正をする方法が明確になるので、正しくトレーニングをする準備が確実に出来ます。
一拍前に準備する
そのエラーの修正の仕方ですが、先程のスクワットで起こるエラーで言うと、
ニーインであれば、
これが起こりやすいのが、ボトムポジションからの切り返し局面です。
なので、
何が→ニーイン
いつ→ボトムポジションからの切り返し局面
と分かるので、エラーが起こる直前、動き出す前に対処します。
どういう事かと言うと、しゃがんでいってボトムポジションになったら、立ち上がる切り返しの一拍前に僅かに膝を外に開きます。
股関節の外転ですが、これを立ち上がり切るまで意識します。
足裏は全て床に接地している程度の動き幅です。
こうするとエラーの反対動作で相殺されるので、ニーインが起こる事はありませんし、正しいフォーム習得の助けになります。
ポイントは、動き出す一拍前です。
このタイミングでないと修正出来ません。
早すぎても遅すぎてもダメです。
正しく動作を行うには、力をどの方向に、どのくらい、いつ入れるのかが重要です。
フォームが崩れやすい方は、一拍前の準備を意識してみてください。