動ける身体にするには環境を整える #282

動かす余裕を作る

 

身体を動かすには、関節が滑らかに動かないと、いくら動かそうとしても動きません。

 

関節可動域に制限があれば、制限がある方向へ動かす範囲が狭まるので、

動きの余裕がなくなります。

 

その余裕を作るためには、筋肉の柔軟性を高める対策をする必要があります。

 

方法としては、ストレッチ、そして可動域いっぱいに行うトレーニングです。

筋肉は動かさなければ、その長さで固定されてしまう性質を持っています。

 

ギプス固定をしてしまうと筋肉は一気に萎縮しますが柔軟性も損なわれ、関節が動かなくなります。

 

なので、定期的にストレッチを感じる範囲まで動かさないと、

普段の生活で動かしている長さの筋肉になります。

 

例えば、

 

本来50度関節可動域があるのに、20度しか動かしていなければ、

残りの30度は動かなくなる可能性があります。

 

もし、その関節が50度動かないと正常な身体の動きにならない場合、

動かない30度分を他の関節でカバーしなくてはいけません。

 

そうなると、余計な働きが起こり(代償動作)関節への負担が増して、身体を痛めてしまう可能性も出てきます。

 

ですから、各関節の関節可動域を正常に保つ為に、柔軟性を高めておく事が大切です。

 

 

エネルギーを作る

そもそもですが、身体はエネルギーがないと動きません。

 

そのエネルギー源はATPですが、このATPを作る為に、

 

糖質や脂質が必要です。

 

ただし、ここでは、糖質、脂質をたくさん食べましょうという事ではなく、

そのATPを作るミトコンドリアがたくさんあって元気な状態にしておこうという事です。

 

ではどうするかというと、運動では、

 

心拍数を高めた運動と、乳酸が溜まる運動です。

 

どちらもキツイトレーニングですが、

身体は適度な短期的なストレスは必要なのでしょう。

 

上記が当てはまるトレーニングでは、

ボリュームが多い筋トレ(筋肉を使っている時間が長い)と、強度が高めの有酸素運動です。

 

これらを行う事で、持久力もついていきますね。

 

 

インフラ整備

そして、筋肉を動かすためのエネルギーを各細胞に運ぶ、インフラ整備が大事です。

 

それは何かというと、

 

毛細血管の発達です。

 

毛細血管が発達しないと、身体の末端まで血液を送る事が出来ず、エネルギー代謝が上手く回らないので、

エネルギー不足となり、身体がスムーズに動きません。

 

この毛細血管の発達には運動が有効です。

 

こちらは、ウォーキングのようなゆったりした運動でOKです。

 

1日8,000歩、10,000歩

歩きましょうと言いますが、

 

有酸素運動は適度にした方が良いでしょう。

 

筋力を高めたい、もっと動けるようになりたいと思っても、

 

身体の環境が整っていなければ、いざトレーニングをしようとしても、

できる事が制限されたり、リカバリーが追いつかず、トレーニングを続ける事が難しくなります。

 

ストレッチ、筋トレ、ウォーキングは、少しでもしておくと、

いざ本格的にトレーニングをする時に、効果を発揮してくれますよ。

 

関連記事

  1. 慢性腰痛の改善には痛みなく動ける自信をつける事が鍵 #490…

  2. 肩こりを解消するには肩甲骨の角度を意識する #346

  3. 腰痛予防とシェイプアップを両立させる歩き方 #567

  4. セッション時間はトレーニング目的によって決まる #369

  5. 下腹を凹ませるには腹筋を躾ける #565

  6. 腰痛改善に呼吸を使う #661

PAGE TOP